クリステン&マッケンジーの新作映画
映画『ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(原題:ハピエスト・シーズン)』は、2020年11月25日に公開予定のアメリカ映画。映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』に出演した人気俳優のマッケンジー・デイヴィスと、映画『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートが恋人役として参加することで話題となっている。
本作の舞台は家族が集まるクリスマス。クリステンは家族の前でマッケンジーにプロポーズしようと計画するけれど、両親が厳しいマッケンジーは、まだカミングアウトできていない。
今回公開されたのは、そんなロマンチックコメディ作品のファーストルック。欧米で毎年6月に制定されている、LGBTQ+への理解を深めるためのプライド月間に合わせ、レインボーのフラッグや「平等」といった単語が書かれたカードを手に持ち、エネルギーとハッピーが溢れた一枚になっている。
監督には、俳優としても活躍しているクレア・デュバルを迎え、キャストは映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』のオーブリー・プラザ、映画『タイタニック』のヴィクター・ガーバー、ダニエル・レヴィ、映画『ブック・クラブ』のメアリー・スティーンバージェンなどが参加している。
マッケンジーは、カナダのトーク番組『エンターテインメント・トゥナイト・カナダ』に出演して映画について語り、「最高の時だった。本当に特別な経験だった」と明かした。さらに、「何度も何度も毎年見たいこの映画」を作ることが監督のクレアの「目標」だったと語った。
そして、「彼女は、“たまたま2人の女性だった”、というロマンチックなコメディーを作っただけ」と続けたマッケンジーは、「それはすでに当たり前のことを当たり前のように描くだけだけど、ハリウッドや主要なスタジオ映画では、それほど表現されていないよね」とコメント。
女性同士のつながりを演じてきた2人がカップル役
マッケンジーとクリステンは、これまでにも女性同士の繋がりや恋愛関係を描いた作品に数多く出演してきた。
マッケンジーは、Netflixのドラマ『ブラックミラー』の第3シーズン第4話『サン・ジュニペロ』に出演した際は、肉体にとらわれず好きな人と過ごせることが可能になった未来を舞台に、1人の女性と恋に落ちる役を務め非常に高い評価を得て、エミー賞を受賞。さらに、映画『ブラック・ビューティー』や『タリーと私の秘密の時間』など女性同士の親密な関係性や愛情を描いた作品に出演。自身のセクシュアリティは公表していないけれど、様々な立場の女性を演じられて嬉しいと明かしていた。
クリステンは、自身のセクシュアリティが流動的なものであることを公表しており、現在は俳優兼脚本家のディラン・マイヤーと交際している。2020年にはクリステンが女性スパイとして活躍した『チャーリーズ・エンジェル』が公開され、自身の演じたキャラクターは「間違いなくゲイ」と告白。俳優としては今度、ダイアナ妃役として出演される映画『Spencer』や、俳優ジーン・セバーグを描いた『Against All Enemies』で主演を務めることが決定している。
そんな2人がカップルを演じる映画『ハピエスト・シーズン(Happiest Season)』は、2020年11月25日に公開予定。(フロントロウ編集部)