ケイティ・ペリーが辛かった過去を告白
ケイティ・ペリーがカナダのラジオ番組『Q on CBC』に出演して、過去の辛い経験を回想した。
2008年にリリースしたアルバム『ワン・オブ・ザ・ボーイズ』でブレイクを果たし、その後も「ファイヤーワーク」などが収録された2010年のアルバム『ティーンエイジ・ドリーム』、「ロアー」などが収録された2013年のアルバム『プリズム』で大きな成功を収め、ポップスターとして順風満帆なキャリアを築いてきたケイティだけれど、2017年に現時点での最新アルバムである『ウィットネス』をリリースした際には、少しセールスが伸び悩んでしまった。
『ウィットネス』に収録されているシングル「ボナペティ」。
ケイティは『ウィットネス』をリリースした当時について、カナダの番組『Q on CBC』で「私のキャリアは、上へ、上へ、上へっていう軌道を描いていたんだけど、それから、少しだけ伸び悩んだの。外側から見れば、そこまで大きな変化じゃなかったんだけどね」と振り返った上で、「だけど、私にとっては一大事だった」とし、それまで上昇を続けていた自身にとって、伸び悩んでしまったことは辛い体験だったと語った。
当時は精神に反応が現れてしまうほど落ち込んでしまったようで、「笑顔をなくしてしまったの」と、笑えなくなってしまったことを明かしたケイティ。「今後、心から笑うことはできるんだろうかって思ってた。笑顔は確かに私のものなんだけど、長い間、笑顔の上に自分が乗っているような心地だった」
「それは外側の世界から認められたり、愛されたり、称賛されることで保たれていたんだけど、それが変わってしまったの」と、アルバムの評価という、周囲からの評価を確認できるバロメーターが下がってしまったことで、落ち込むようになってしまったと語った。
オーランドとの破局で自殺も考えた
さらに、ケイティによれば、当時、『ウィットネス』のセールスが伸び悩んでしまった時期に、現在の婚約者であるオーランド・ブルームとの破局が重なってしまったのだそう。ケイティとオーランドは2016年のゴールデングローブ賞のアフターパーティで意気投合し、そのまま交際をスタート。現在は婚約している2人だけれど、2017年には一度、破局していた時期があった。
「ボーイフレンドとも別れたの、これから私の赤ちゃんの父親になろうとしている人のことだけどね」と、インタビューで当時を振り返ったケイティ。「それで、次のアルバムで高く飛び立とうと意気込んでいたんだけど、そうはならなかった。そこまで高く評価されずに、私は墜落してしまったの」
ケイティは続けて、そんな当時の自身を救ってくれたのは「感謝」の気持ちだったとした上で、「もし感謝を見つけられていなかったら、私は自分の悲しみに溺れて、飛び降りてしまっていたかもしれない」と、メンタルヘルスの不調が原因で自殺まで考えていたことを告白。「でも、私は感謝するという術を見つけたの」と、感謝の気持ちのおかげで立ち直ることができたと語った。
一方、現在では「心が折れてしまった経験」も重要な体験だったと思えるようになったそうで、「心は折れてしまったけど、私にとっては大切なことだった。違った方法で、自分を満たす方法を見つけられたから」とケイティ。「常に貪欲なポップスターでい続けること以外にも、別の生き方を見つけられたからね」と、ポップスターとして成功を追い求め続けること以外にも、自分を大切にする方法を見つけることができたと振り返った。
ケイティがインタビューでも言及した通り、彼女は現在、オーランドとの間に第一子を妊娠しているほか、今年の8月14日には通算5作目となるニューアルバムのリリースも控えている。(フロントロウ編集部)
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