モデルのケンダル・ジェンナーがステイホーム期間中に自宅にいながらバーバリーの広告を撮影した方法とは? 驚きの裏側が明らかに。(フロントロウ編集部)

バーバリー新広告が“ある理由”で話題に

 セレブ一家の日常を追う大人気リアリテイ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』に幼少期から出演し、さらに2017年、2018年と2年連続で「世界で最も稼ぐモデル」に輝いたケンダル・ジェンナーを広告塔に起用した、イギリスを代表するファッションブランド「バーバリー(Burberry)」の新作コレクション「TB サマーモノグラム」のキャンペーンビジュアルが公開された。

モノグラムが大胆にあしらわれたボディスーツを身にまとって、ポーズを決めるケンダル。

 じつは、今回のキャンペーンビジュアルに登場する写真や動画はすべて、被写体であるケンダル自身がセルフタイマーを駆使して、自宅のパソコンを使って撮影したものだそう。

 バーバリーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるリカルド・ティッシは、今回のキャンペーンのために、写真家のニック・ナイト、アートディレクターのピーター・サヴィル、そしてスタイリストのケイティ・イングランドによるクリエイティブチームを結成。下のキャンペーンムービーでは、ケンダルが撮影した映像に、スケートパークとプールにインスパイアされた背景をCGI技術を使って合成して、「現実からファンタジーへの旅」を表現している。

 通常、こういった広告の撮影は、スタジオやロケーション先にモデルやカメラマン、スタイリスト、ヘアメイク、エディターといったスタッフが集結して行われるものだが、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などの影響で、これまで通りの方法で撮影を行なうことができない状況が続いており、モデルやカメラマンがいわゆる“在宅ワーク”でフォトシュートを行なう例が増えている。

画像: バーバリー新広告が“ある理由”で話題に

 たとえば、以前、モデルのベラ・ハディッドが自宅で撮影した写真が、伊Vogue4月号に掲載されたことをフロントロウでお伝えしたが、ケンダルの妹でリアリティスター兼実業家のカイリー・ジェンナーも、チェコスロバキア版のVogueで“ビデオ会議用アプリ”として知られるZoom(ズーム)を使って撮影した写真が、誌面だけでなく表紙に起用されて大きな話題になった。

 日本と同じく、アメリカでも外出制限が緩和され徐々に経済活動が再開されるなど、元の暮らしを取り戻しつつあるが、新規感染者数の増加に歯止めがきかないことから“第2波”への懸念や、再・ロックダウン(都市封鎖)の可能性などが囁かれている。ファッション誌や広告のフォトシュートも、通常より人数を減らして再開されたようだが、この先、もしかしたらまたリモートワークに逆戻りということもあるかもしれない。(フロントロウ編集部)

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