トム・ホランドが演じたMCUのスパイダーマン役には、Netflixドラマ『セックス・エデュケーション』のあの人も応募していたという。(フロントロウ編集部)

スパイダーマン役をあのイギリス人俳優も希望

 これまで、トビー・マグワイアやアンドリュー・ガーフィールドが演じてきたマーベルヒーローのスパイダーマンは、2016年に公開されたMCU映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』より、トム・ホランドが演じている。

画像1: スパイダーマン役をあのイギリス人俳優も希望

 しかしもちろん、MCU作品のスパイダーマン役が簡単に決まるわけはなく、様々な若手俳優のなかからトムは選ばれた。そして、スパイダーマン役に落選していた俳優のなかには、トムと同じくイギリス出身で、今では有名俳優となった青年もいたよう。

 それは、Netflixドラマ『セックス・エデュケーション』で主役オーティスを演じるエイサ・バターフィールド

画像2: スパイダーマン役をあのイギリス人俳優も希望

スパイダーマン役を熱望していたエイサ

 エイサが演じるオーティスは派手なキャラクターではなく、スパイダーマンとは似ても似つかない役柄。そんなキャラクターを演じるエイサがスパイダーマンを演じるのは想像しづらいけれど、エイサといえば2008年の映画『縞模様のパジャマの少年』で、9歳ながらに非常に高い評価を得た演技派。

 幼少期から様々な演技に挑戦してきたエイサは、スパイダーマン役もかなり本気でやってみたかったようで、米Colliderのインタビューでこう話した。

 「たまに、自分が本当にほしい役があって、脚本も大好きで、自分の心も魂も入り込んで、でも役を得られない時がある。辛いし、最悪だ」


オーティス役がぴったりだと評判のエイサ

 スパイダーマン役を射止めたトムといえば、大ヒットミュージカルである『ビリー・エリオット』で主役を務めたほどの身体能力を持ち、巨匠スタン・リーからは、「トム・ホランドは、素晴らしいスパイダーマンだと思っているよ。彼は、私が最初にスパイダーマンを描いた時に思い描いていたのと完璧に同じ身長と年齢なんだ」と言われたほど。そんな彼の身長は173cmで、エイサは183cm。様々な要因から、スパイダーマンにはトムが適役だと判断された。

 とはいえ、その後エイサは『セックス・エデュケーション』の主役となり、同作は2019年にNetflixで最も視聴されたドラマのトップ5に入ったほど。そしてトム版スパイダーマンは2016年から2019年までで計5作品のMCU映画に登場している。エイサが主演の『セックス・エデュケーション』は2019年1月にシーズン1が配信開始となったため、エイサは結果的にドラマに出られることになれて良かったと感じているよう。

画像: オーティス役がぴったりだと評判のエイサ

 「最後には、それよりさらに良い何かが見つかることが多いよ。スパイダーマンの時には、『セックス・エデュケーション』があった。この2つを同時にやるのは無理だったしね」

 『セックス・エデュケーション』のキャストたちが、プライベートでも仲が良いことは有名で、それぞれがインスタグラムにキャスト同士で仲の良い写真を頻繁に載せており、エイミー役のエイミー・ルー・ウッドは撮影現場のことを「最低な奴がいない学校みたいで最高」と表現したほど。エイサの言うとおり、彼はスパイダーマンではない「さらに良い何か」を見つけたよう。(フロントロウ編集部)

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