『ゴシップガール』リブート版キャストが役柄に言及
米テレビ局が新たにスタートしたストリーミングサービス「HBO MAX」で配信される、ドラマ『ゴシップガール』のリブート版への出演が発表されている俳優のイーライ・ブラウンが、同作で自身が演じる役について初めて語った。
2007年から2012年まで米CWで放送され、社会現象的ヒットとなったドラマ『ゴシップガール』は、ニューヨークのリッチな高校生たちが繰り広げる波乱万丈なロマンスや日常を刺激的に描いた作品。
本作を現代の視点で生まれ変わらせた新生『ゴシップガール』は、オリジナル版の終焉から8年後が舞台となり、ソーシャルメディアの進化によって大きく変わった若者たちの姿や、人々を惹きつけてやまないニューヨークという街の変貌ぶりも描かれるという。
そんな同作で、エミリー・アリン・リンド演じる主人公を囲むメインキャストの1人を演じるイーライ。
正式タイトルや登場人物の役名、ストーリーなども謎のベールに包まれたままのリブート版『ゴシップガール』について、現時点では、キャストたちは制作陣からあまり多くの情報を与えられていないと明かしつつ、イーライは、自身が演じるキャラクターについて米E!にこんな風に語った。
「僕ら(キャスト)も、ほんの少しの情報しか与えられていないけど、それでさえも、秘密にするようにって言われてる。でも、僕が演じるキャラクターが“すごく良いヤツ”だってことだけは、教えられるよ。彼は、とても裕福な家庭の出身で人道主義者でもある」
イーライが、天邪鬼な回答をしたのではないとすれば、彼が演じるキャラクターは、悪役ではなく、主人公や物語に対してポジティブな影響を与える役どころのよう。
「人道主義者」という言い方は少々分かりづらいが、解説すると「人間性を重んじ、人間愛を実践する人」という意味。どうやら、イーライが演じるのは、人間味にあふれた優しい人物ということらしい。
イーライのインスタグラムより。『ゴシップガール』リブート版に関するショットではない。
『ゴシップガール』リブート版の撮影に際して、一番楽しみにしているのは、「ニューヨークという場所で何かを撮影できること」と語ったイーライは、「すごく楽しそうだよね。ソーシャル・ディスタンスや安全を考慮した方法での撮影だから、以前までのニューヨークとは全然違うだろうってことは分ってるし、思っていたのとはぜんぜん違う体験になるだろうけど、それでも、すごくクールだと思う」と、新型コロナウイルスの震源地とも呼ばれたニューヨークで行なわれる撮影にも、決して物怖じしない様子。
「僕たちはたくさんの人々にすごく愛された作品を再構築するんだ。絶対に楽しいと思う」。そう言って、『ゴシップガール』リブート版の制作に胸を膨らませた。
人気ドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』のスピンオフ作『プリティ・リトル・ライアーズ:ザ・パーフェクショニスツ』でデビューを果たした彼は、北米のNetflixで7月1日から配信がスタートしたオリジナル映画『18歳の”やっちまえ”リスト』に主演。
あるイタズラにより輝かしい将来を一瞬で台無しにしてしまったものの、ヤケになってシェアした「“やっちまえ”リスト」なるものがきっかけで人生が一転する男子高校生を演じている。
『ゴシップガール』リブート版は2020年内の配信開始を予定していたものの、新型コロナウイルスの影響により、2021年に延期に。
イーライとエミリー以外には、Netflixのドラマ『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』のホイットニー・ピーク、ディズニーチャンネルのオリジナル映画『ディセンダント』のトーマス・ドハーティー、ブロードウェイでの活躍が注目され、ミュージカル『スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク』などに出演したジェイソン・ゴテイ、ドラマ版『リーサル・ウェポン』のジョナサン・フェルナンデス、ドラマ『スクリーム・クイーンズ』のタヴィ・ゲヴィンソン、ミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』のアダム・チャンラー・ベラット、ドラマ『Claws(原題)』のジオン・モレノの出演が発表されている。(フロントロウ編集部)