役のためにガチでタトゥーを入れたことが判明
ディズニー・チャンネル出身で子役時代からハリウッドで活躍し、映画『トランスフォーマー』シリーズなどこれまでに数々のヒット作に出演してきた俳優のシャイア・ラブーフ。ここ数年、迷惑行為や奇行を繰り返してきた影響ですっかり“お騒がせセレブ”のイメージが板についてしまったシャイアだが、『トランスフォーマー』シリーズに出ていた頃はカリスマ的な演技力で「第二のトム・ハンクス」とまで言われていた。
そんなシャイアのストイックすぎる一面について、映画『スーサイド・スクワッド』や『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』などの監督で知られるデヴィッド・エアーが、米/Filmのインタビューで明かした。
シャイアが出演した2014年公開の映画『フューリー』に続き、新作映画『ザ・タックス・コレクター(原題:The Tax Colletor)』でもメガホンを取り、再びシャイアと一緒に仕事をしているエアー監督は、「彼はこれまで僕が一緒に仕事をした俳優のなかでも最高の役者の1人だ。全身全霊をかけて取り組んでいる」とシャイアの演技力と仕事にかける情熱を高く評価。
続けて、「『フューリー』の時に歯を抜いて、『ザ・タックス・コレクター』では腹全体にタトゥーを彫ったんだ。(役者という仕事に)彼はすべてをかけている。彼ほど全力を注いでいる俳優は見たことがない」と、シャイアが新作映画の役作りのために本物のタトゥーを入れたことを明らかにした。
以前、パパラッチされた際、シャイアのお腹に巨大なタトゥーが入っていたことが話題になったが、これは特殊メイクでもなければ、個人的に入れたものでもなく、映画『ザ・タックス・コレクター』で彼が演じるクリーパーのために入れたものだったことが判明。その証拠に、おヘソの上あたりにCreeper(クリーパー)の文字が刻まれていた。
ちなみに、エアー監督が映画『フューリー』のためにシャイアが「歯を抜いた」と言っていたが、同作品でシャイアと共演した俳優のローガン・ラーマンも、「一緒に特殊メイクで顔に傷をつけてもらったんだけど、僕が『いい感じだね』って言ってる横で、シャイアは『いや、これは本物に見えない』って言い出した。それで、『おい、楽しいものを見せてやろうか?よく見てろよ』って言ってナイフを取り出したと思ったら、自分で自分の顔を切ったんだ。映画の撮影中、彼はずっと傷口を開いてその状態を保ってた」と、シャイアのクレイジーなまでのストイックぶりを過去に英GQのインタビューで証言している。(フロントロウ編集部)