2019年12月に21歳の若さでこの世を去ったラッパーのジュース・ワールドの遺作が詰め込まれたアルバム『Legends Never Die(レジェンズ・ネヴァー・ダイ)』がリリースされることが決定。アルバムに参加しているホールジーが、ジュースを追悼してタトゥーを入れた。(フロントロウ編集部)

ジュース・ワールド、死後初めてのアルバムをリリース

 アルバム『Death Race For Love(デス・レース・フォー・ラヴ)』が全米1位に輝き、ビルボード・ミュージック・アワードで新人賞を受賞するなど、ヒップホップ界のニュースターとして音楽業界を牽引してくれると期待されていたラッパーのジュース・ワールドは、2019年12月に21歳という若さで亡くなった。

画像: ジュース・ワールド、死後初めてのアルバムをリリース

 ジュースは、自家用ジェット機でシカゴ・ミッドウェー空港に到着後、2種類の薬物を同時に摂取したことが原因で発作を起こし、そのまま帰らぬ人となってしまい、才能溢れるジュースの死を多くの人が悔やんだ。

 ジュースが亡くなったあと楽曲「Righteous」やトリッピー・レッドと収録していた「Tell Me U Luv Me」などがリリースされてきたけれど、これまでの未発表曲が詰め込まれたアルバム『Legends Never Die(レジェンズ・ネヴァー・ダイ)』が7月10日に発売されることが決定した。

 そのアルバムからの先行シングルとして、ジュースがホールジーを客演に招いた楽曲「Life’s a Mess(ライフズ・ア・メス)」の音源とMVを公開。この楽曲のMVは、デビッド・ガリバルディというアーティストが楽曲に合わせ壁にペイントしていく過程が収められており、最終的にはホールジーとジュースの2ショット写真と全く同じ絵が一面に。ジュースのラップとホールジーの声がマッチして、聞き心地がいい1曲に仕上がっている。

ホールジーはジュースを追悼してタトゥーを入れる

 ホールジーは、「Life’s a Mess」が公開されると、自身のインスタグラムで、あるタトゥーを入れたことを明かした。体のいたるところにタトゥーが入っているホールジーだけれど、今回ホールジーがタトゥーを入れた場所は、左手の拳。そこには、ジュースとのコラボ曲のタイトルである「Life’s a Mess」と、ジュースが生前好み、タトゥーとして入れていた「999」というタトゥーも一緒に入れた。

 ホールジーは「ジュースは私が知っている中で最も素晴らしい人で、私たちがこれまで見てきた中で最も素晴らしいアーティストの1人でした。よく考えたりためらったりしなくても自然と歌詞やメロディーが溢れ出てきた真の天才。そして愛を広めることを信じ、人々が孤独を感じないようにするためにコミュニティを作ったりする美しい魂の持ち主です。このアルバムに参加できることは、私にとても意味のあること。初めて聴いた時は泣きました。心からの愛を込めて」と自身のインスタグラムでジュースを褒め称えた。

 ホールジーも参加しているジュースの遺作『Legends Never Die』は、7月10日にリリースされる。(フロントロウ編集部)

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