ヴァネッサ・ハジェンズが「電話番号」を公開
ディズニーチャンネルのテレビ映画『ハイスクール・ミュージカル』で一躍ブレイクし、その後は、映画、テレビ、舞台とマルチに活躍している俳優のヴァネッサ・ハジェンズが、インスタグラムで公開した動画メッセージのなかで、突然、自分の電話番号を公開した。
全世界に電話番号を知らせると決めた理由について、「どうやったら、みんなとの関係をもっと深められるかなって考えてたの。インスタグラムももちろん素晴らしいけど、でも、みんなと会話ができる何かほかの手段があったらなって思って。それで、思いついたのが、自分の電話番号をみんなに教えるっていうことだった」と説明したヴァネッサは、自分の電話番号が「310-388-8308」であることを高らかにお知らせ。
「メールしてね。私のお気に入り映画や大好きなミュージカル、音楽、アクセサリー、ファッション、メイク、選挙、最近ハマってるインテリア、それから大好きなハロウィン、車内カラオケとか、もちろん私の愛犬についても話そうよ。待ってるからね!」と、ファンたちにテキストメッセージを送ってほしいと呼びかけた。
メールするとどうなる?
ヴァネッサが公開した電話番号にフロントロウがテキストを送ってみたところ、すぐに、とあるURLが添えられたこんな自動メッセージが返ってきた。
「ハーイ!!ヴァネッサだよ! 繋がれてすごく嬉しい!リンクをクリックして空白を埋めてね。あなたの情報を保存しておくから。お話できるのを楽しみにしてる!」
言われた通りにリンクをクリックすると、「Community(コミュニティ)」というサイトの“連絡先を登録する”という画面に飛び、名前や性別、誕生日、居住している市、メールアドレス(省略可)を入力するよう促される。
続々と電話番号を公開するセレブたち
じつは、ここ数年、ヴァネッサのように電話番号を一般公開するセレブが増えている。
その多くが、ヴァネッサと同じく、セレブや著名人と携帯電話のテキストメッセージを通じて、直接コミュニケーションが取れる新たな形のプラットフォーム「Community」を使っており、このサービスには、俳優のアシュトン・カッチャーも投資しているほど。
Communityは、日本で流行している芸能人とLINE友だちになれる機能と似ていて、ほとんどの場合は一方的だが、運が良ければセレブが質問に応えてくれたり、相談に乗ってくれるということもあるよう。
Communityを利用するために電話番号を公開しているセレブには、人気バンドのジョナス・ブラザーズ、シンガーのポール・マッカートニーやジェニファー・ロペス、ジョン・レジェンド、俳優のヒュー・ジャックマン、リアリティスター兼DJのパリス・ヒルトン、元テニス選手のマリア・シャラポワなども名を連ねる。
セレブにとってどんな利点がある?
セレブたちがテキストメッセージ(SMS)によるコミュニケーションを好む最大の理由は、自分を応援してくれるファンにピンポイントで今後の活動や出演作などの情報を告知できること。
インスタグラムやツイッターといったソーシャルメディアでは、フォロワー数が膨大で、なかには、実際にはそこまで彼らの活動には興味を持っていない人もいる。
それよりも、本気で繋がりたいと思ってくれているファンと直接交流できる、小規模で閉鎖的なコミュニティを作り、最新の情報を届けたり、ときには、パーソナルな事柄について共有したいということのよう。
ヴァネッサの場合は、ファッションやメイク、趣味といったガールズトーク的な内容をファンたちと一緒に語りたいと思っているそう。
「Community」は無料で使用でき、海外からも電話番号の前にアメリカの国番号である「+1」をつければSMSが送れるが、送信文字数に応じて1回あたり50~500円の料金がかかる(受信は無料)ということは、覚えておくべき。(フロントロウ編集部)