会場中から喝采を浴びたプラスサイズダンサー
アメリカの人気オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に登場した1人の少女が大人気となっている。19歳のアマンダ・ラカウントは、すでにインスタグラムフォロワー約30万人を誇るダンサー。これまでに、コーチェラでリゾのバックダンサーとして踊ったり、ケイティ・ペリーとニッキー・ミナージュがコラボした楽曲「スウィッシュ・スウィッシュ(Swish Swish)」のミュージックビデオに出演したりしている。
そんなアマンダが、ついに世界的人気番組の『アメリカズ・ゴット・タレント』に出演した。2歳からダンスをしているというアマンダは、ダンスの先生から体型が大きいことを理由としてダンスチームに加えてもらえなかった過去を明かす。また、体型が理由で陰口を言われた経験もあるという。
しかし彼女は自分を卑下しない。彼女のダンスから溢れ出るプライドは、会場にいた審査員や観客にスタンディングオベーションをさせたほど。アマンダのダンスがこちら。
アマンダ・ラカンが表現したいこと
審査員のうち、ハイディ・クルムだけはバツのブザーを押したのだけれど、そんな彼女に会場からはブーイング。しかしハイディはなぜブザーを押したのかは話さず、その意図は謎のまま。とはいえ、他の審査員や観客からは大きな喝采を得たアマンダは、米Peopleにこう話す。
「他の人々を助けたいの。小さな町で床に座ってテレビを見ている幼い女の子の1人に、彼女はより大きな何かになれると希望を与えられて、彼女に自分は美しくて力強いと思わせることができて、より自信を持ってくれるのであれば、それが私のゴール。そして私は、それが少しは出来たと思う。それって素晴らしいことでしょ」
この回のパフォーマンスに満足している様子のアマンダだけれど、次は別の目標を設定するという。
「初回は、自分の性格や、私がどれだけダンスを愛してるか、そして私がどれだけ素晴らしいパフォーマーかを見せることに集中してたと思う。だから次のステージでは、私のダンスの能力や技術で彼ら(審査員たち)を感心させるために、すごく集中したいね」
『アメリカズ・ゴット・タレント』では、ステージを勝ち抜いていき、優勝を目指すシステム。またゴールデンブザーというブザーもあり、それが鳴らされれば、一気に準々決勝進出となる。アマンダが今後どこまで上りつめるかに注目。(フロントロウ編集部)