ファストフードチェーン、ケンタッキーフライドチキンのオーストラリアのある店舗で、食事をテイクアウトをした男性客2人組を警察が尾行。結果、あることが判明し、190万円の罰金が科せられた。一体どうして? (フロントロウ編集部)

ケンタッキーをテイクアウトしたことがきっかけで「ある事」がバレる

 オーストラリアで第2の規模を誇る都市、メルボルンを有するヴィクトリア州は、同国内のほかの州と比べて新型コロナウイルスの新規感染者数が突出しており、第2波の感染拡大を防ぐため7月8日から6週間にわたる2度目のロックダウン(都市封鎖)が敢行されたばかり。

 食品の買い出しや、育児・介護、運動、仕事以外の理由での不要不急の外出が再び制限され、数週間前に店舗での飲食を再開したカフェやレストランは、テイクアウトやデリバリーのみの営業へと逆戻りした。

 そんな再ロックダウンの最中、メルボルン郊外にあるケンタッキーフライドチキン(以下、ケンタッキー)を訪れ、大量の食事を注文した2人組男性客に対し、警察が出動。追跡の結果、190万円の罰金が科せられるという騒動が発生した。

画像: ケンタッキーをテイクアウトしたことがきっかけで「ある事」がバレる

 男性たちがダンデノング市内にあるケンタッキーを訪れたのは、7月9日金曜日の深夜1時半頃。

 店内には、ちょうど休憩中で食べる物を購入しに来ていた救急隊員たちもいたのだが、彼らは男性客たちがオーダーした食事の量の多さに、不信感を抱いた。

 2人組の男性たちがテイクアウト用に注文したのは、なんと約20人分の食事だった。男性たちが、こんな深夜に1人あたり10人前ものチキンを食べるはずがないと思った救急隊員たちは、地元の警察に密告。

 警察は、ケンタッキーの店舗を後にした男性たちの車をこっそりと尾行したのだが、男性たちが到着した1軒の邸宅には、16人もの若者が集い、ロックダウン中は禁止とされているハウスパーティーを開催していた。

 ヴィクトリア州警察のシェーン・パットン警視総監は「(男性客たちの)車のナンバーを調べ追跡を行なったところ、ダンデノング市内にあるタウンハウスに辿り着きました。我々が中に入ると、室内では2人の人物が眠っていましたが、裏庭には16人もの人々が隠れており、誕生日パーティーのためにケンタッキーの食事を受け取ったところでした」と、当夜の様子について豪News.com.auにコメント。

 新型コロナウイルスの脅威を甘く見るパーティー参加者たちの行動を「馬鹿げている」と厳しく批判したうえで、「さぞかし思い出深い誕生日パーティーになったことだでしょう。2万6千ドル(約193万円)も支払う羽目になったんですからね」と皮肉っている。(フロントロウ編集部)

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