第10位『リバース・エッジ』スコア:87%
アメリカの片田舎を舞台に、ガールフレンドを殺害してしまった少年と、その友人たちが見せるそれぞれの反応を描いた作品。どうにもならない閉塞感と「友情」という名の倫理崩壊が心にズシンとくる。キアヌ・リーヴスはもちろん、「20年前に妻を殺し、ダッチワイフと暮らしながら麻薬をやっている」という設定のデニス・ホッパーの怪演が光る。
第9位『ジョン・ウィック』スコア:87%
愛犬を殺され大切なものを失った、元殺し屋のジョン・ウィックが繰り広げる壮絶な復讐劇。本作の注目ポイントはなんといってもキアヌ・リーヴスが魅せるキレッキレのアクション。スタントシーンのほとんどを自ら演じたとは、にわかには信じられないような驚きの動きを見せてくれる。日本版のポスターに書かれていたキャッチコピーは、「見惚れるほどの、復讐」。
第8位『マトリックス』スコア:88%
1999年に公開された大人気SF映画の『マトリックス』が第8位に。仮想空間を舞台に、人類とコンピューターの戦いを描き、ダイナミックなアクションシーンや斬新なストーリーで多くのファンを魅了した。1999年のアカデミー賞では視覚効果賞、編集賞、音響賞、音響編集賞を受賞。また、『マトリックス』は2021年にシリーズ4作目の『マトリックス4』が公開予定。
第7位『いつかはマイ・ベイビー』スコア:89%
スタンドアップ・コメディアンのアリ・ウォンを主演に迎え、幼なじみの男女の不器用な恋の行方を描き出したNetflixオリジナル作品の『いつかはマイ・ベイビー』。キアヌ・リーヴスはなんとご本人役として突然登場。嘘か誠かわからない『ジョン・ウィック』の裏話のようなことを話したり、プレイボーイ的な芝居をしていたりして面白い。
第6位『ジョン・ウィック:チャプター2』スコア:89%
映画『ジョン・ウィック』シリーズの2作目である『ジョン・ウィック:チャプター2』が第6位。本作は、1作目からわずか5日後の様子を描いた作品で、アクションシーンはさらにパワーアップ。伝説の殺し屋のジョン・ウィックが今度は世界中の殺し屋に狙われるという、とんでもないストーリー。また、本作にはルビー・ローズが唖者の暗殺者として登場する。キアヌ・リーヴスと手話で会話し、ナイフを武器に戦う姿には惚れ惚れする。
第5位『から騒ぎ』スコア:90%
1993年に公開された、シェイクスピアの喜劇『空騒ぎ』の映画化作品。監督・製作・脚本、主演を、俳優のケネス・ブラナーが務めた。本作はキアヌ・リーヴスの他にも、エマ・トンプソン、デンゼル・ワシントン、マイケル・キートン、ケイト・ベッキンセイルなど豪華俳優陣が勢揃いしている。
第4位『ジョン・ウィック:パラベラム』スコア:90%
第4位は、映画『ジョン・ウィック』シリーズの続編で、第3作目である『ジョン・ウィック:パラベラム』。シリーズが進むごとに評価が高くなっていく本作は、銃とカンフーを融合させた「ガン・フー」や車とカンフーを合わせた「カー・フー」など、これまでにないアクション要素がさらに磨きをかけて登場。50歳をすぎているとは到底思えないキアヌ・リーヴスが自ら演じた迫真のスタントシーンをぜひ楽しんで。
第3位『バックマン家の人々』スコア:91%
バックマン一家の悩み事を描いた群像劇で、1989年に公開された映画『バックマン家の人々』。元々のタイトルは『Parenthood』で、親子関係の難しさを、様々な視点からみることができる。本作では、25歳ごろの若かりしキアヌ・リーヴスのブリーフ姿を拝むことができるだけでなく、14歳ごろのホアキン・フェニックスも登場。
第2位『危険な関係』スコア:93%
1988年に公開された『危険な関係』は、革命近い18世紀パリを舞台に、貴族たちのスキャンダラスな恋愛模様を描いた作品。キアヌ・リーヴスは、ユマ・サーマン演じる世間知らずのお嬢様に恋する音楽教師。初々しさが残るキアヌ・リーヴスと、退廃しきった世界観とのギャップが絶妙。
第1位『スピード』スコア:96%
爆弾魔とSWATとの攻防を描いたノンストップアクションの『スピード』が堂々の第1位。「速度が50マイル毎時(約80km/h)以下になるとバスが爆発する」というシビれる設定で世界を魅了し、いつ見てもハラハラドキドキが止まらない名作となった。キアヌ・リーヴスとデニス・ホッパーは第10位の映画『リバース・エッジ』以来再び共演。また、サンドラ・ブロックの出世作としても有名。
キアヌ・リーヴスは今後『マトリックス』シリーズの続編『マトリックス4』や、映画『Bill & Ted Face the Music』などに出演予定。アレクサンドラ・グラントという新恋人も公表し、キャリアもプライベートも順調な様子。(フロントロウ編集部)