俳優のケリー・プレストンが乳がんとの闘いの末、57歳の若さで死去。夫のジョン・トラボルタと2人の長女で俳優として活躍するエラ・トラボルタが追悼コメントを発表し、数多くのセレブたちもケリーの死に反応した。

ジョン・トラボルタが妻ケリー・プレストンの逝去を報告

 俳優のジョン・トラボルタの妻で同じく俳優として活動していたケリー・プレストンが、米現地時間7月12日の朝、2年間の乳がんとの闘病の末、57歳の若さでこの世を去った。

 ジョンはインスタグラムへの投稿を通じて、最愛の妻ケリーが亡くなったことを報告。悲痛の胸の内を明かすとともに、ケリーの闘病を支えてくれた人々に感謝の意を表した。

 以下、ジョンのコメントを全文訳。

 私の美しい妻ケリーが2年間におよぶ乳がんとの闘病に敗れてしまったことを、みなさんにお知らせすることを非常に悲しく思っています。彼女は、たくさんの方々の愛と支援とともに、勇敢に闘いました。私たち家族は、彼女の闘病を手助けしてくれたMDアンダーソン・がんセンターの医師や看護士、そのほかのすべての医療センターの人々、そして、彼女に寄り添ってくれた友人や愛する人たちに永遠に感謝し続けます。
 ケリーの愛と人生は、これからもずっと忘れ去られることはありません。私は、母親を失ってしまった自分の子供たちに寄り添いたいと思います。そのため、しばらくの間、私たちから報せが途絶えることを、どうかお許しください。ただ、今後数週間、数カ月間にわたって傷を癒す間、皆さんが注いでくださる愛はしっかりと受け止めます。すべての愛を込めて。


娘も追悼メッセージ

 ケリーの生前、彼女が乳がんを患い闘病していたことは、公にされていなかった。

 彼女の遺族が米Peopleに出した声明には、「彼女は闘病生活を明かさないことを選び、ここしばらくの間家族や友人たちにに支えられながら治療に取り組んできました。彼女は明るく、美しく、愛情あふれる魂の持ち主であり、他人を深く思いやり、触れたものには全て命が宿るような人でした」と綴られている。

画像: 娘も追悼メッセージ

 アメリカ・ハワイ州出身のケリーは、大学で演劇を学んだ後、映画『メタルストーム』(1983年)で銀幕デビュー。その後は、着々とキャリアを積み上げ、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『ツインズ』(1988年)やトム・クルーズ主演の『ザ・エージェント』(96年)ほか、数々の話題作に出演した。

 29年間連れ添った夫ジョンとは、映画『エキスパーツ』(1989年)の撮影がきっかけで知り合い、1991年に結婚。2人の間には、現在20歳で、俳優として活動する長女エラと8歳の次男ベンジャミン、そして、2009年に16歳で亡くなった長男のジェットがいる。

 エラは、インスタグラムでジョンが選んだものと同じケリーの写真を公開し、誰からも愛されたケリーの人柄などについて、振り返っている。

 あなたのように勇敢で強くて、美しくて、愛に溢れた人には出会ったことがありません。あなたと知り合うことができた、もしくは、あなたと同じ空間に存在することができたラッキーな人たちは、みんな、あなたが決して終わることのない輝きや光を放ち、一瞬にして周囲の人を幸せにしてしまうパワーを持っていたという事実を認めるはずです。何があろうと、私のそばにいてくれてありがとう。愛してくれてありがとう。助けてくれてありがとう。この世界を、より良い場所にしてくれてありがとう。あなたは人生を美しくしてくれた。それはきっとこれからも変わらないね。ママ、本当に愛してる。

画像: 2018年、エラを同伴してレッドカーペットに登場したケリー&ジョン夫妻。

2018年、エラを同伴してレッドカーペットに登場したケリー&ジョン夫妻。


セレブたちもケリーを偲ぶ

 ケリーが闘病していることすら知らなかった世間の人々からは驚きのリアクションが寄せられるとともに、多くのセレブたちもツイッターへの投稿やジョンのインスタグラムへの投稿に反応する形で、ケリーを追悼している。

 シンガーのマライア・キャリーは「この心が張り裂けそうな瞬間に、あなたとあなたの家族にたくさんの愛を送っています」とコメント。

 ケリーとかつて共演したアーノルド・シュワルツェネッガーの元妻で、ケリーと親交があったマリア・シュライバーは、「悲報にショックを受けています。ケリーは本当に明るくて愛に溢れた人物であり、才能ある女優、愛情深い母であり、妻でした。深い悲しみに直面している彼女の遺族のことを思うと胸が痛みます。みなさんも、彼らのために私と一緒に愛と強さを送ってください」とツイッターでコメントした。

 そのほかにも、映画『美女と野獣』のジョシュ・ギャッドやシンガーのメーガン・トレイナー、ファッションブロガーのキアラ・フェラーニほか、活躍の分野を問わず、たくさんのセレブたちが、SNSを通じて悲しみを口にするとともに、ジョンや子供たちを気遣っている。(フロントロウ編集部)

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