ドラマ『glee/グリー』にアーティ役で出演していた俳優のケヴィン・マクヘイルが、湖で遺体で発見されたナヤ・リヴェラと今から約1週間前に「ある計画」を立てていたことを明かした。(フロントロウ編集部)

アーティ役ケヴィン・マクヘイルがナヤの死を惜しむ

 現地時間7月8日に米カリフォルニア州ロサンゼルスのピルー湖へ出かけたまま消息が不明となっていた、大人気青春ミュージカルドラマ『glee/グリー』(以下『グリー』)のサンタナ役でおなじみの俳優ナヤ・リヴェラが、約6日間にわたる捜索活動の末に遺体となって発見されたことを受けて、『グリー』のシーズン1からナヤと共演していたアーティ役の俳優ケヴィン・マクヘイルが追悼コメントを発表。そのなかで、亡くなる直前にナヤと「ある計画」を立てていたことを明かした。

画像: アーティ役ケヴィン・マクヘイルがナヤの死を惜しむ

 以下、ケヴィンのコメントの全訳。

 「私のナヤ、私のスニックス(※)、私のビー(愛称)。僕は君がいない世界を想像することはできない。
※『グリー』でナヤが演じたサンタナの“別人格”の名前。

 7年前の今日、コリーの死を知った時、彼女と僕はロンドンにいた。僕たちは遠く離れた場所にいたけど、あの時、お互いの存在に感謝した。そして1週間前の今日、僕たちはハワイに逃亡しようと計画していた。なぜこんなことになってしまったんだろう。きっと一生かかってもわからない。

 彼女はとても独立していて、強くて、彼女がもうこの世にはいないという事実を僕は到底受け入れることはできない。彼女は僕が今まで出会ったなかで最も頭の回転が早く、普通なら忘れてしまうような会話ですら記憶しているような人だった。『グリー』のクレイジーともいえるモノローグをその日の朝のうちにいとも簡単に暗記して、撮影でもまったくNGを出さないなんてことは日常茶飯事だった。彼女は僕たちよりもはるかに才能があった。彼女は僕の知り合いのなかで最も才能のある人だった。彼女にできないことは何もなかった。それをこれ以上見ることができないのが残念でならない。

 彼女が僕をより良い人間にするためにしてくれたすべてのことに感謝してる。彼女は僕に自分自身を守る方法や、僕にって大切なものや大切な人たちのために声を上げる方法を教えてくれた。彼女の発言に大笑いしたおかげで腹筋が鍛えられたことにも感謝してる。それから、彼女が僕にとって家族同然の存在になってくれたことや、僕より先に僕の父が彼女と偶然会ったことにも感謝してる。『グリー』に出演することが決まった時、父にこう言われたんだ。『ナヤっていう名前の女の子のことを気にかけてあげなさい。彼女は感じの良い子だった』って。父さん、彼女は実際良い人だったし、僕のお気に入りの友人の1人になったよ。

 君がもし幸運にもナヤと知り合いだったなら、彼女が生まれながらにして母親としての才能を持っていたことをわかっていたよね。息子と接している時のナヤは、とても穏やかだった。ナヤが愛する息子をボートに帰すことができて本当に良かった。(ナヤがいなくなったあとも)彼のことをちゃんと守ってくれて、彼の母親がいかに素晴らしい人であったかを伝えてくれる家族という心強い存在がいることに感謝してる。今はただ、今回のことを受け入れるのに必要な時間とスペースが彼女の家族に与えられることを強く望んでる。体は小さかったけど、ナヤはものすごく大きな存在感を放ってた。彼女のことを個人的に知っていた人たちやテレビを通して彼女の姿を見てきた人たち、みんなが今でもそれを感じてる。愛してるよ、ビー」

 上の長文コメントのなかで、ケヴィンは今から約1週間前、つまりナヤが失踪する直前に「ハワイに行こう」と話していたことを告白。計画がどこまで進んでいたのかはわからないが、その計画を実行に移す前にナヤは帰らぬ人となってしまった。

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(フロントロウ編集部)

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