ほかのキャストよりひと足先に湖へ
ドラマ『glee/グリー』(以下『グリー』)にアメフト部のコーチ、ビースト先生役で出演していた俳優のドット・マリー・ジョーンズが、息子と出かけた湖で消息不明となり、その後の捜査で遺体となって発見されたサンタナ役の俳優ナヤ・リヴェラに祈りを捧げるために、ナヤが最期を迎えたカリフォルニア州のロサンゼルス近郊にあるピルー湖を1人で訪れていたことを明かした。
米トーク番組『The Talk(原題)』に自宅からリモート出演したドットによると、当初、『グリー』の元共演者たちと一緒に祈りを捧げる計画をグループチャットを通じて立てていたが、その時点ですでに夕方の5時を過ぎていたため、“次の日の朝一で湖に集まろう”という話になったという。
しかし、ピルー湖から車で約45分の距離に住んでいるドットは、ナヤのことを思うといてもたってもいられなくなったそうで、「妻のブリジットに『行かなきゃ』って言ったら、『わかってる』と言われた。だから、1人で(湖に)行くことにしたの。湖に着いたのは夕方の6時頃だったと思う。泣きながら祈った。それから彼女に必死に話しかけた。“家に帰らなきゃダメだ”って。でないと、あなたのお母さんや家族の気持ちが休まらないからって」と、その時のことを振り返った。
実際、ドットがひと足先に湖を訪れた翌日、ナヤの家族とともに、『グリー』のシーズン1からナヤと共演していたアンバー・ライリー、ヘザー・モリス、クリス・コルファー、ケヴィン・マクヘイル、ジェナ・アウシュコウィッツら、メインキャストたちとみられる人影が、水辺で手を繋ぎ、祈りを捧げる姿が目撃されていた。
Heather,Kevin, Amber and Chris. � #gleecast pic.twitter.com/atewyabY5J
— Moises (@itsmoisespinto) July 13, 2020
また、ナヤの遺体が発見された7月13日は、奇しくも2013年に亡くなったフィン役の俳優コリー・モンティスの命日であったことに触れ、「きっとコリーが彼女を導いてくれたんだと思う。7年前に彼が亡くなった日と同じ日に彼女(の遺体)が見つかるなんて、そうとしか思えない」と言うと、続けて「彼女のことを愛してる。彼女は“本物”だった。彼女は嘘偽りのない人間だった。彼女はあなたが見たまんまの人。みんなは知らないかもしれないけど、とても美しい心の持ち主で誠実な女の子だった。(みんなが湖に行ったのも)それだけ彼女がみんなから心配され、愛されていたということ。彼女は良い子だった」と、“元生徒”であるナヤの死を偲んだ。
(フロントロウ編集部)