「4」
友情の証として仲の良い女友達4人とおそろいで入れた「4」のタトゥー。「4」という数字を選んだ理由は「私たち4人は一生の友達だから」だそうで、セレーナは彼女たちと一緒にいると「自分がより良く、より強く、より神に近くいられる」としている。
「1」
また、「4」のタトゥーを入れた4人組のなかで、最も仲が良いというコートニー・バリーと、「お互いにとっての1番」という意味で数字の「1」のタトゥーを肋骨のあたりに入れた。
「Rare」
セレーナにとって強い思い入れのあるニューアルバムのタイトルと、同アルバムに収録されているシングル曲のタイトルでもある「Rare」には、「稀(まれ)」「滅多にいない」「めずらしい」といった意味がある。“私はレアな存在”という自己啓発的な意味も込めて、耳の下のあたりにタトゥーとして入れた。
「Praying Hands」
左の太ももの付け根のあたりに入っている、両手を合わせてお祈りをする様を描いたタトゥーは、敬虔なキリスト教徒として知られるセレーナにとって、信仰の証。
「Arrow」
公私にわたって付き合いがあるシンガーのジュリア・マイケルズとおそろいで入れた「矢」をモチーフにしたタトゥーは、2人が手をつなぐと矢がお互いの方向を向くデザインになっており、“私の矢は永遠にあなたの方を向いている=一生固い絆で結ばれている”という意味が込められている。
「;」
自身がプロデュースしたNetflixのオリジナルドラマ『13の理由』のキャストと入れた「;(セミコロン)」のタトゥーは、ティーンエイジャーの自殺やいじめを扱った同作品にちなんで入れたもの。
じつは近年、海外では鬱(うつ)や依存症、自傷や自殺と戦う人々を支援するために、セミコロンのマークをタトゥーとして入れる「セミコロン・プロジェクト」なる活動が普及。セミコロンは、著者が文章を完全に終わらせないために使う記号であることから、「自殺をして人生を終わらせるのではなく、それまでの人生にいったんセミコロンで区切りをつけて新しい人生を始めよう」というメッセージが込められている。
「g」
「g」のタトゥーは、2013年に生まれた妹のグレイシーちゃん(Gracie)の名前の頭文字をとって入れたものだと言われている。
「Love Yourself First」
「まずは自分のことを愛して」という意味の「Love Yourself First」という言葉を、セルフラブ(自己愛)を促すために入れたもので、英語ではなく、アラビア語で描かれている。
「Sunshine」
セレーナの右足の側面に刻まれた「Sunshine」という言葉は、幼い頃、仕事で家を空けることが多かった両親に代わって、セレーナの面倒を見てくれていた彼女の祖母との毎晩の“儀式”になぞらえて入れたもの。
当時、セレーナの祖母は毎晩セレーナの枕元で名曲「You Are My Sunshin(ユー・アー・マイ・サンシャイン)」を歌ってくれたそうで、その懐かしく、温かい思い出を一生忘れないために、この「Sunshine」という言葉をタトゥーとして体に刻むことに決めたと言われている。
「LXXVI」
ローマ数字で「1976」と描かれたタトゥーは、セレーナの母マンディ・ティーフェイの生まれた年を意味している。
「♪」
セレーナの人生に音楽が大きな影響を与えたことや、自身の名前が「セレーナ」の名で知られるメキシコ系アメリカ人シンガーのセレーナ・キンタニーヤからとって付けられたことに由来して、「音符」のタトゥーを入れた。
「God Who Strengthens Me」
「God Who Strengthens Me(神は私を強くする)」というタトゥーは、聖書のなかの一節「I can do all things through Christ who strengthens me(私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです)」という言葉をアレンジしたものだそう。
「Om」
左脚の付け根のあたりにあるタトゥーは、ヒンドゥー教やバラモン教における神聖な呪文「オーム」のサインだと言われているが、セレーナ本人の口から真相が語られたことがないため、謎に包まれたままとなっている。
「6/19/17」
右ひじの上の部分に並ぶ数字「6/19/17」は、全身エリテマトーデスという自己免疫疾患を患っているセレーナが、腎臓移植の手術を受けた日付。これまで詳しい日付は明かされていなかったが、このタトゥーの存在によって、セレーナが移植手術を受けた日が2017年6月19日であったことが明らかに。
ちなみに、セレーナいわく、ドナーであり、友人のフランシア・ライサの体にも同じタトゥーが入っているそう。(フロントロウ編集部)