テイラー・スウィフトが新アルバム『Folklore』のリリースを告知
シンガーのテイラー・スウィフトがキャリア通算8枚目となるニューアルバム『Folklore(フォークロア)』を米東海岸時間7月24日の深夜0時にリリースすることをサプライズ発表した。
テイラーが新型コロナウイルス禍のステイホーム中に制作したという『Folklore』は計16曲から成るアルバム。16曲中の11曲を音楽プロデューサーのアーロン・デズナーとともにリモートで共作したもので、テイラーが以前から頻繁にコラボしている音楽プロデューサーのジャック・アントノフも残りの楽曲制作に携わったという。
『Folklore』のトラックリストは下記の通り(英語表記)。
the 1
cardigan
the last great american dynasty
exile (featuring bon iver)
my tears ricochet
mirrorball
seven
august
this is me trying
illicit affairs
invisible string
mad woman
epiphany
betty
peace
hoax
the lakes(ボーナストラック)
配信・ダウンロードによるスタンダード版は計16曲が収録。しかし、デラックスCD版には「the lakes (ザ・レイクス)」というボーナストラックが含まれるという。
テイラーは、『Folklore』が自身にとって通算8枚目のアルバムとなることに合わせて、8つのデラックスCDと8つのレコード盤が展開されることを明かしており。異なるパターンのジャケットやアートワーク、写真が含まれるそれらのデラックスエディションは、いずれも1週間限定でテイラーの公式サイトTaylorswift.comを通じて販売される。
前作の『ラヴァー(Lover)』から1年を待たずして緊急リリースされる『Folklore』について、テイラーはインスタグラムへの投稿で次のように語っている。以下、全文訳。
「この夏私が計画していたほとんどの事は、残念ながら実現しなかった。でも、計画していなかった事は、実現できた。それは、私の8枚目のスタジオアルバム『Folklore』。サプライズ! 今夜の0時、私の思いつきや、夢、不安、黙想を注ぎこんだ新しい楽曲で構成されるアルバムがリリースされます。それらの曲は、私が自分にとっての音楽的ヒーローであるアーロン・デズナー(16曲中11曲中うを共作してくれた)やボン・イヴェール(彼は共作だけじゃなく歌声でも参加してくれた)、ウィリアム・バワリー(2曲を共作してくれた)、そして、ジャック・アントノフ(彼はもう今となっては私の音楽的ファミリーね)とコラボして隔離中に作ったもの。エンジニアリングはローラ・シスクやジョン・ロウが、ミキシングはサーバン・グニアとジョン・ロウが担当してくれた。アルバムの写真はベス・ガラブラントが撮影してくれたもの。今年に入るまでは、新しい音楽をリリースするのに完璧なタイミングっていつだろうって、考えすぎていた。でも、私たちが生きている今という状況は、何事も保証されてなんかいないんだということを繰り返し私に思い知らせた。私の直感は、愛しい何かを創り出せたのなら、とにかく世に出してみようと訴え続けていた。それなら、やってみようかなって。みんなの事をすごく愛してる。
収録曲「カーディガン」のMVが公開へ
テイラーは、アルバム『Folklore』の収録曲「カーディガン(Cardigan)」のMVもアルバムリリースと同夜に公開されることを発表。
「カーディガン」のMVは、テイラー自らが脚本・監督を手がけており、医療調査員の指導のもと、制作スタッフ全員がマスクを着用しソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を確保したうえで、安全に撮影されたそう。テイラーは「ヘアメイクやスタイリングも自分でやったの」と、このMVが完全にオリジナルな作品であることを明かしている。
米東海岸時間の0時は、日本時間では7月24日の午後13時。これまでに公開されている写真を見ても、前作の『ラヴァー』とはだいぶ印象が異なる作品になっていそうだけど、テイラーがコロナ禍の想いを詰め込んだ音楽が、一体どんなアルバムを形作ったのか楽しみ!(フロントロウ編集部)