ペンギン役コリン・ファレルが脚本を絶賛
現在制作中の『ザ・バットマン』は、『猿の惑星』シリーズを手掛けたマット・リーヴス監督による、新しいタイプのバットマン映画になると見られている。若いブルース・ウェイン/バットマンを主役に置く本作で主役を務めるのはロバート・パティンソン。そしてキャットウーマンにはゾーイ・クラヴィッツ、アルフレッド役にアンディ・サーキス、ジェームズ・ゴードン役にジェフリー・ライト、ヴィランのリドラー役にポール・ダノ、ペンギン役にコリン・ファレルが決定している。
豪華な俳優陣がキャスティングされている本作では、さらに、もし3部作になるのであれば人気悪役のジョーカーが登場する可能性もあると関係者は話しており、かなり多くの人気キャラクターが同じ画面に揃うところが見られるかもしれない。とはいえペンギン役のコリンは、現時点では自身の出演シーンはそこまで多くないことを認めている。しかし彼は、本作の脚本にかなり惚れ込んでいる様子で、英SFXのインタビューでリーヴス監督を褒め倒した。
「この展望は、本当に期待してしまうよ。この世界観に参加できることに有頂天さ。自分の中での語彙もあるよ。ゴッサムシティ、ペンギン、ジョーカー、バットマン、ブルース・ウェイン、ハービー・デント…、こんなようなね。バットマン映画は自分の子供達と見てきたけど、この脚本は信じられないくらいオリジナルって感じがするよ。(バットマンの)世界には入り込んでいるけれど、それを借りてはいないんだ。ブルース・ウェイン、バットマン、そしてゴッサムといったキャラクターの神話から生まれてはいるけれど、僕がこれまでに見たことのない論じ方やバージョンなんだ。マット・リーヴスは、これを親しみのあるものにしながらも、ユニークで新しいものにもするという信じられないことをやったんだよ。それに参加できるのは、すごくエキサイティングなことだよね」
撮影監督も脚本について言及
これまでのバットマン映画といえば、アメコミヒーローであるバットマンを主役にしたアクション満載のヒーロー映画という風な作品が多かったけれど、リーヴス監督は『ザ・バットマン』をフィルム・ノワール調の探偵映画のようなものにしたいと考えているという。
本作の撮影監督であるグレイグ・フレイザーも脚本を評価しており、「この映画はキャラクターが重要な映画であり、キャラクターについての作品。アンディ・サーキスのキャラクター、そしてロバート・パティンソンのキャラクターについてのね。すごく良い脚本ですよ。マットの脚本はすべてそうですがね。非常によく考えられています」と話していた。
ちなみにグレイグのこの発言によって、本作ではアルフレッドがかなり重要な役割を担っていると見られている。(フロントロウ編集部)