第31回GLAADアワードはバーチャルで開催。デミ・ロヴァートのパワフルなメッセージを紹介。(フロントロウ編集部)

デミ・ロヴァーがパワフルなメッセージを送る

 中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟 (GLAAD) が主催する、LGBTQ+のコミュニティーにおいて著しい功績のあったメディアや人物を讃える授賞式GLAADアワードは、2020年で31回目。残念ながら今年のGLAADアワードは、新型コロナウイルスの影響によりオンラインでの開催となってしまったけれど、米時間7月30日にオンライン上で開催され、例年通り豪華な出演者が登場。

 リル・ナズ・XやチャーリーXCXなどの旬なアーティストやドリー・パートンなどの大御所アーティストが登場した中で、一際パワフルなメッセージを放ったのがシンガーのデミ・ロヴァート。デミはLGBTQ+コミュニティーへのサポートを積極的に行なっており、自身もバイセクシャルだということをカミングアウトしている。そんなデミは、シーア・ダイヤモンドのパフォーマンスを紹介するために出演。ほんの少しの時間ではあったけれど、デミらしいパワフルなメッセージを送った。

ハーイ、デミ・ロヴァートです。バーチャルGLAADアワードに参加することができてワクワクしています。LGBTQIA+コミュニティー、とくに非道な差別や危険に直面している有色人種のトランスジェンダーの人たちが、受け入れられていることをお祝いすることは今までになく重要なことです。全ての若いトランスジェンダーの皆さん、あなたがたには価値があるということを知っていてください。今はとても大変な時期で、周りにいつもサポートしてくれるものがないかもしれません。でも、他の誰に、特に政府に何を言われようと、あなたたちは完璧以外の何者でもなく、なるべき姿であるとわかってください。自分自身に誇りを持って。声をあげ続け、強くいてください。私たちがあなたのために闘っていることを知っていてください。

クロイ&ハリーがドラァグクイーンとパフォーマンス

 GLAADアワードには、ビヨンセが認める姉妹デュオ、クロイ&ハリーもパフォーマーとして出演。2人は2020年5月にリリースした「Do It(ドゥー・イット)」をパフォーマンス。楽曲の前半は、2人だけで歌っているものの、途中からはドラァグクイーンの人気番組『ル・ポールのドラァグ・レース』に出演するミス・ヴァンジー、ナオミ・スモールズ、メイヘム・ミラーの3名がスパイス・ガールズ風の衣装を身にまとい、クロイとハリーと一緒にパフォーマンスを行なった。

 ちなみに、第31回GLAADアワードの音楽賞はリル・ナズ・X、全米公開の映画賞は、映画『ブックスマート』、限定公開の映画賞は『ラフィキ』が受賞。そして、ドラマ賞は2年続けて『POSE』が受賞するという結果となった。(フロントロウ編集部)

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