テイラー・スウィフト、新アルバムに“合う”ドリンクは?
7月24日にキャリア通算8枚目となるニューアルバム『フォークロア(Folklore)』をサプライズリリースしたシンガーのテイラー・スウィフト。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためのステイホーム中に制作された同アルバムは、悲痛さや混乱、不安といった心に抱える闇について歌った楽曲がいくつも並びながらも、どこか癒しや穏やかさ、優しさを感じるメロディで溢れている。
テイラーにとっては、30代に突入して初めてリリースしたアルバムでもある『フォークロア』の収録曲は、彼女いわく、自分自身の経験にくわえて、ほかの誰かの経験をベースにした架空の物語に着想を得て制作されたもの。1作を通して聴くと、1つの壮大な物語が浮かび上がってくると解釈するファンも多い。
全米アルバムチャートの1位に輝き、テイラー史上最高傑作との呼び声も高い『フォークロア』について、テイラー本人から同作を贈られた友人でカントリーシンガーのケルシー・バレリーニが、テイラーと交わしたメールでの会話を米ラジオ番組『Karson & Kennedy』で紹介。
テイラーに『フォークロア』をじっくりと聴き込むにあたって、“お供”として飲むべきおすすめのドリンクはあるのかと尋ねたところ、深みのある同作にぴったりな提案が返ってきたと明かした。
「昨日テイラーにメールして『さて、赤ワインを飲みながら聴くべき? それともマンハッタン(※)?テキーラをシューターでぐい呑みしたほうがいい? どうするべきだと思う?』って聞いたの」とテイラーに送ったメールの内容を明かしたケルシー。
※ウイスキーとベルモットを用いたショートカクテル
すると、すぐに、テイラーから「赤ワイン。シートベルトをしっかり締めてね」と返信があったという。
芳醇でゆっくりと味わう赤ワインは、確かに『フォークロア』の世界観にぴったり。
しかし、その一方で、テイラーは、「シートベルトを締めて」というお茶目な表現で、アルバムを通して、エモーショナルで心を揺さぶられるような物語が紡がれていることをケルシーに予告した。
テイラーといえば、ワイン好きで知られ、これまでにも何度か、友人セレブのSNSで公開されたプライベート写真や、ドキュメンタリー映画『ミス・アメリカーナ』でも、ワインを片手に楽しむ姿が見かけられている。
その時は、いずれも白ワインを嗜んでいることが多かったが、テイラーが『フォークロア』のお供に提案したのは、より大人向けで、ワイン上級者が好むことで知られる赤ワイン。
『フォークロア』には、大人の女性としてさらに成長したテイラーの魅力が凝縮されていると評価するファンや批評家も多いけれど、その傾向は、テイラーがお供に提案した赤ワインというドリンクにも表れているのかも。(フロントロウ編集部)