アンドリューにイタズラを仕掛けまくるノーマン
今年で10周年を迎えた大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』は、展開の読めないその物語だけでなく、舞台裏でのキャスト達の仲良しな様子も大きな魅力のひとつとして捉えられている。とくに、主役のリックを演じたアンドリュー・リンカーンは、シーズン9でドラマから卒業したけれど、シーズン1よりともに番組に出演してきたダリル役のノーマン・リーダスとは今でも超仲良し。
米Comic bookのインタビューで、新型コロナウイルスの影響で暗くなりがちな中でも、アンドリューを笑わせようとおもしろ画像を彼に送りつけていると話すノーマン。そんな彼の話を聞いたエゼキエル役のカリー・ペイトンは、ノーマンがアンドリューにイタズラを仕掛けるのは、長年続いていることだと明かす。
「ノーマンは、僕が初めて参加したシーズンで、僕にアンドリューのトレーラーに大量のヤギを積み込ませようとしたんですよ。(劇中に登場する)王国ではヤギがたくさんいるので。ノーマンは、『ヘイ、ヤギを運ぶのを手伝ってくれよ』って感じでしたね。だから、『今日は僕の初日だぞ!彼のトレーラーにヤギは入れないぞ!』って言いました」
来日時の「トイレはどこですか事件」
そんなノーマンがアンドリューに仕掛けたイタズラで、日本のファンを大喜びさせたものといえば、「トイレはどこですか事件」。『ウォーキング・デッド』のプロモーションでノーマンとともに来日したアンドリューは、過去に日本に住んでいたことがあるノーマンに、日本語でのあいさつを聞いたのだけれど、いたずらっ子のノーマンは、もちろんこのチャンスを見逃さなかった。当時の出来事は、ノーマンの記憶にいまだに残っているほどおもしろかったようで、こう振り返った。
「一緒に東京に行ったんですが、アンドリューが『日本語ちょっと話せるだろ。“僕を招待してくれてありがとう”ってなんて言うの?』って言うので、『トイレはどこですか』って言うんだよって話したんですよ。アンドリューはテレビの生放送に出たんですが、始まる前に『トイレはどこですか?』って。まじでさ、生放送ですよ。最高すぎましたね」
一歩間違えればアンドリューが怒ってしまっても不思議はない数々のエピソードだけれど、それだけアンドリューとノーマンの仲が良いということ。当時のノーマンとアンドリューの様子を見る限り、ノーマンによるイタズラに引っかかるのは初めてではなかった様子のアンドリュー。日本のファンも喜んだ「トイレはどこですか事件」の裏側には、ノーマンの長年にわたるイタズラ攻撃があった。(フロントロウ編集部)