『ピノキオ』出演に向けて本格的に交渉開始
これまでに二度、アカデミー賞主演男優賞を受賞し、数々のヒット作で主演を務めてきたハリウッドを代表する名優トム・ハンクスが、数年前から実写化のウワサがあったディズニー制作の映画『ピノキオ(仮)』への出演に向けた交渉段階にあることを米Deadlineほか複数のメディアが伝えている。トムがオファーを受けているのは、主人公のピノキオの生みの親で人形職人のゼペットじいさん役だという。
じつは、トムが実写版『ピノキオ』に出演するのではないかという話は約2年前からあり、フロントロウでも一度、ゼペットじいさん役の最有力候補としてトムの名前が挙がっていることをお伝えしていた。
本作は当初、2014年に公開され続編も制作された映画『パディントン』の監督を務めたポール・キングのもとで実写化が進められていたが、途中で計画が頓挫してしまい、トムの出演も幻のものに。その後、トムがアカデミー賞主演男優賞を受賞した映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキス監督のもとで映画化の話が再始動した。
ご存じの方もいると思うが、トムとゼメキス監督は映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』で共にオスカーを手にしたあと、2000年公開の映画『キャスト・アウェイ』と2004年公開の映画『ポーラー・エクスプレス』でも再びタッグを組んでいる、いわば旧知の仲。Deadlineによると、交渉はまだ初期段階だが、脚本を読んだトムのほうからゼメキス監督に“出演したい”と直接連絡があったそうで、このまま良い方向に話が進むと見られている。
ちなみに、トムはディズニーの傘下にあるピクサーが制作する映画『トイ・ストーリー』シリーズで長年ウッディの声を務めているほか、2013年公開の映画『ウォルト・ディズニーの約束』ではミッキーマウスやディズニーランドの生みの親であるウォルト・ディズニーを演じており、ディズニーとはかなり深い縁で結ばれている。そういった背景もあって、ディズニー側もトムの出演を切望しているというが果たして。(フロントロウ編集部)