ハリウッドの最前線を走り続けるレオナルド・ディカプリオ
レオナルド・ディカプリオは現在45歳の俳優。10代の頃からテレビコマーシャルやドラマなどで活躍し、1993年に出演した映画『ギルバート・グレイプ』で19歳にしてアカデミー助演男優賞にノミネートされた。その後も様々な映画への出演を重ね、1996年に出演した映画『ロミオ+ジュリエット』ではベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞。
そして1997年に出演した映画『タイタニック』は世界的ヒットを記録。本作を機に一気にレオナルドはハリウッドのみならず世界のトップスターとなった。『タイタニック』は1998年のアカデミー賞で作品賞、監督賞、撮影賞などを含む11部門を受賞した。
その後も、映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』、『ディパーテッド』などの大作映画に出演し、2013年に公開された『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ではゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞。さらに、2015年には『レヴェナント:蘇えりし者』で主役を務め、それまでノミネートにとどまっていたアカデミー賞主演男優賞を初めて受賞し、そのキャリアにまたひとつ輝かしい功績を残した。
スーパーヒーロー映画に出演していないレオナルド・ディカプリオ
レオナルドは、その30年にも及ぶ長いキャリアの中で、コメディからインディーズ、そして大規模なヒット映画まで、あらゆる映画に出演しているものの、スーパーヒーロー映画には出演していない。
一方、マーベル・コミックスのMCUやDCコミックスのDCユニバースなどのスーパーヒーロー映画には、世界的に人気の俳優のみならず、ハリウッドのトップリストにあたるオスカー受賞俳優が多数出演している。
例えば、ジョージ・クルーニーやクリスチャン・ベイル、ブリー・ラーソン、グウィネス・パルトロウ、ウィリアム・ハート、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェット、アンソニー・ホプキンスなどが挙げられる。
しかし、同じく人気が高くオスカー受賞もしているレオナルドはなぜスーパーヒーロー映画に出演していないのはなぜか。それは、彼にその機会がなかったからではない。
レオナルド・ディカプリオがスーパーヒーロー映画に出演しない理由
レオナルドは、これまでスーパーヒーロ映画に出演したことがない理由を、「適切なプロジェクトを見つけられなかったからだ」と2015年に米Short Listのインタビューで明かした。
彼は、ジョエル・シュマッカー監督と、映画『バットマン フォーエヴァー』でロビンを演じる可能性について話し合ったことがあるという。しかしレオナルドはシュマッカー監督を「非常に才能のある監督」であると考えていたにもかかわらず、その役には興味がなかったと認めた。
さらにレオナルドはまた、サム・ライミ監督の映画『スパイダーマン』についても連絡を受けたけれども、「まだスーツを着る準備ができていない」という理由で辞退。最終的にその役はレオナルドの友人でもあるトビー・マグワイアのところに行った。
彼は、「スーパーヒーローになりたいか」という質問に対し「どうだろう。でも、彼ら(スーパーヒーローのキャラクター)は、映画の中でどんどん複雑になって、良くなっています。でも、僕はまだ演じていません。でも、絶対やらないとは僕はいつも言いません」と、適役が来た場合にはスーパーヒーロー映画の役を受ける可能性があることを示唆した。
これまで一度もスーパーヒーロー映画への出演をしたことがないレオナルドだけれど、今後そのようなジャンルの映画に出演することはあるのだろうか?(フロントロウ編集部)