ポール・マッカートニーが語る夢の話
今でも現役でミュージシャンとして活躍するザ・ビートルズの元メンバーであるポール・マッカートニーは、新型コロナウイルスの影響で外出自粛を余儀なくされていた時は、妻のナンシーと娘のメアリー・マッカートニーとその子供たちと一緒に、ポールが1973年に購入したイギリス・サセックスにある別荘で過ごしていたよう。
そこでは、先日、英GQの表紙を飾ったときの写真がメアリーによって撮影され、次女のステラ・マッカートニーも衣装提供という形で父親ポールの仕事をサポートした。英GQでは、今後のライブやツアーのあり方、定期公演をどう思っているか、そしてビートルズについてなどを語っていたけれど、最近見たという夢も明かしていた。
ポールが見た夢に出てきたのは、ビートルズで苦楽を共にした元メンバーのジョン・レノンやジョージ・ハリスン。2人とも今は亡き人だけれど、ポールの夢の中に現われたよう。
その時のことについてポールは「実際に数えていないから、わからないけれど、たぶん1ヵ月くらい前のことだと思う。もしあなたがパフォーマーなら、というか僕はパフォーマーとして、夢はよくギグのことや、ギグの準備をしているところ、それかレコーディングスタジオに入っているところに関連していることが多いんだ。多くのパフォーマーがそうだと思う。だからよくそこにはジョンやジョージがいるんだ。そしてその良いところは、僕はそれに気も止めなくて、普通に『ああ、そう?』みたいな感じでお喋りしているんだ。レコードか何かを作ったりするような、これからどうするかって話をしてるんだ。だから彼はよくそこにいる。嬉しいことにとても楽しいんだよ。彼ら(ジョンとジョージ)が大好きだ」と、夢の中での出来事を明かした。
ポールは2019年にアメリカのトーク番組『The Late Show with Stephen Colbert』に出演した際にも、ジョンの夢をよく見ると話し、「彼らが夢で会いに来てくれるのは嬉しい」と言っていたこともあり、今でも頻繁にジョンやジョージが夢で会いに来てくれるよう。
ジョンもジョージも亡くなってしまったため、みんなでギグをしたり話し合ったりすることは現実の世界では叶わないけれど、夢ではその世界を見ることができる。そんな、どこか切なくも幸せな夢をポールは楽しんでいた。
(フロントロウ編集部)