Netflixオリジナルドラマ『めちゃくちゃ恋するハンターズ』が2020年8月14日から配信スタート。アメリカのエリート高校に通う双子姉妹を中心に巻き起こるさまざまな出来事を描いた本作あるシーンに、海外ファンはなにやらヤキモキしているそう。(フロントロウ編集部)

青春ドタバタドラマ『めちゃくちゃ恋するハンターズ』

 ドラマ『めちゃくちゃ恋するハンターズ(Teenage Bounty Hunters)』は2020年8月14日より配信が始まったNetflixオリジナルドラマ。全10話で1話45分の青春モノ。

 本作の主人公は、アメリカ南部のエリート高校に通う双子の姉妹スターリングとブレア。敬虔なクリスチャンが集まる真面目学校に通う2人は、ある日こっそり借りた父親の車で、“お遊び”に出かけた帰り道に衝突事故を起こしてしまう。慌てる2人の前に現れたバウザーという男いわく、ぶつかってきた男は賞金稼ぎに狙われる悪党。それを聞いた2人はヘコんだ車の修理費用も兼ねて、賞金稼ぎのフリをしてお金をゲットしようと企む。

 見どころは、双子がまるでテレパシーのように一瞬2人だけの世界に入って会話しながら進んでいくところ。そして、いくら賞金稼ぎとはいえ、真面目でお育ちが良いせいか、ワルぶっていても「お嬢様」感がどうしても消せないところ。「私はヴィン・ディーゼルじゃない!」や「ゴシップは神より強力」などギャーギャー騒ぎながらも持ち前のエリートさで仕事と学校生活をこなす姿は必見。

『めちゃくちゃ恋するハンターズ』のキャストやスタッフは?

 人望のある優等生で、真面目かつ心配性、でも裏では彼氏と遊んでいるスターリングを演じたのは、カナダ出身で現在26歳のマディ・フィリップス。2013年ごろから俳優としての活動を始めた彼女はドラマ『スーパーナチュラル』や『ラウダーミルクの人生やり直し手伝います』など数多くのドラマや映画で脇役として活動。『めちゃくちゃ恋するハンターズ』で初のメインキャスト入りとなった。

 スターリングとは真逆の性格をしていて、口を開けば下品でノリで生きているようにみえるけれど、意外と純情なブレアを演じたのはニューヨーク出身で現在21歳のアンジェリカ・ベティ・フェリーニ。バレエダンサーとしてキャリアをスタートさせた彼女は、ドラマ『ザ・ギフテッド/The Gifted』のシーズン2などに出演している。

 本作の制作総指揮は、ドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』や『GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』など、数々の名作を手掛けたジェンジ・コーハン。彼女は『めちゃくちゃ恋するハンターズ』でもその手腕を発揮し、女性の連帯やさまざまなセクシュアリティに寄り添った素晴らしいストーリーを作っている。

『めちゃくちゃ恋するハンターズ』のロマンスに海外ファンがヤキモキ

 近年、ドラマ『セックス・エデュケーション』や映画『シー・ユー・イエスタデイ』など、ティーンを主人公に様々な社会問題をテーマに扱った作品が多い中、『めちゃくちゃ恋するハンターズ』も、もちろん人種問題やセクシュアリティのこと、貧富の差など、様々な問題を扱っている。

 現在大きな社会運動となっている、黒人差別への反対運動であるブラック・ライヴス・マター(BLM)の発信地にほど近いアメリカのアトランタが舞台となっている本作では、双子の面倒を見ている黒人の先輩賞金稼ぎバウザーが、双子が仲間に加わったことにより、白人社会にまで仕事の域を伸ばせると自然に発言しているシーンがある。さらに、敬虔なクリスチャンが多い地域を描いているため、中絶問題や銃についても考えさせられるポイントなどがたくさん。

 そんな中でも、海外ファンをヤキモキさせているのが、本作で描かれるLGBTQ+のキャラクターの恋。ネタバレとなるので詳細は伏せるけれど、いがみ合っていた2人が思いを明かし、幸せに…とは上手くいかず、この作品のテーマのひとつである「キリスト教」そして「エリート」という問題が重くのしかかる。

 ファンの思いとキャラクターの立場、そして信仰がぶつかり合って、ファンは大爆発。このヤキモキをどうにかするために、2期を求める声が噴出している。

 そんなドラマ『めちゃくちゃ恋するハンターズ』は現在Netflixで配信中。双子を演じるマディとアンジェリカがとっても可愛いので、是非見てみて。(フロントロウ編集部)

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