ウルヴァリンを初めて演じた当時を振り返る
俳優のヒュー・ジャックマンは2000年に公開された映画『X-MEN』からウルヴァリン役を務めて以降、スピンオフ作品を含め17年にわたってウルヴァリンを演じ続け、2017年に公開された映画『LOGAN/ローガン』をもってウルヴァリン役を引退した。
今回、ヒューは朝の情報番組『グッドモーニング・アメリカ』に出演して、ウルヴァリン役としてデビューした当時を回想。2000年の映画『X-MEN』が自身にとって「初めてのアメリカ映画」だったことを明かした上で、次のように振り返った。
「業界にいた2~3人の友人から、『この映画(※『X-MEN』)はあまり良くないんじゃないかって評判だから、少なくとも、もう一本撮影できるように、別の映画をブッキングしておいたほうがいい』って言われていたんだ」とヒュー。「LAをまわって、何かに出られるようにオーディションに臨んでいたよ」と、当初は同作が成功を収めることをあまり期待していなかったことを告白して、映画が失敗してしまった時の“予防”として、他の作品のオーディションを受けていたことを明かした。
ご存知の通り、映画『X-MEN』はヒューの当初の予想を裏切るように大成功を収め、その後数々の続編やスピンオフが制作されることになる、マーベル屈指の人気シリーズに。「もう1作品に出られることになったんだ。ありがたいことにね。『もう一度撮影できる』って思ったのを覚えているよ」と、ヒューは当時を振り返った。
「映画が公開された当初、こうなることを予測できた人はいなかったと思う」とヒュー。「僕が9度もあの役を演じることになるなんて、誰も予想していなかった。今でも驚くし、怖くもなる。ファンの人たちには感謝しているよ」と、ウルヴァリンを演じ続けられたことへの驚きと感謝を述べた。
“恒例”のライアン・レイノルズへのイジりも
ヒューはインタビューの中で、「誰がウルヴァリン役を引き継ぐべきか」という質問にも答えており、これに対してはインタビュアーが質問を言い終える前に、「ライアン・レイノルズはダメだ」と連呼。もはや恒例とも言えるライアン・レイノルズへのイジりも炸裂した。
ヒューとライアンはマーベル作品で共演して以来、映画内や公の場で“イジり合い”を繰り広げていることで知られており、ヒューは番組のなかで、ライアンとは連絡を取っているかという質問にも回答。
ヒューは「ブレイクにはいつも連絡を入れているよ」と、ライアンの妻である俳優のブレイク・ライブリーとは連絡を取っていると語った上で、「隔離生活がどんな感じなのか想像できないからさ。ライアンと数ヶ月も同じ屋根の下にいるなんてね」と、ライアンとの共同生活など耐えられるわけがないとばかりにジョークを飛ばした。
ヒューが出演した『グッドモーニング・アメリカ』の映像はこちら。
(フロントロウ編集部)