ヴィラン、チーターのビジュアルがお目見え
「DCファンドーム」とは、日本時間2020年8月23日午前2時に幕を開けたDCコミックス初のグローバルオンラインイベント。24時間で行われる大規模なバーチャルイベントでは、7つの大陸全てのファンがDCコミックスのスーパーヒーローやスーパーヴィランと、かつてない方法で交流できるようになる。
その記念すべき祭典の中で、2020年10月9日に日本公開となる『ワンダーウーマン1984』の新トレラーが公開となった。
続編の舞台となっているのは冷戦時代の1980年代で、前作から約70年後の世界を描く。前作に続き今回も元兵士という異色の経歴を持つガル・ガドットが、“史上最強”との呼び声が高い女性スーパーヒーロー、ワンダーウーマンことダイアナを熱演。
DCファンドーム内で開催された『ワンダーウーマン1984』のパネルセッションで公開されたこの新トレーラーでは、クリステン・ウィグ演じるヴィランのチーターことバーバラ・アン・ミネルバの全貌が初披露。激しい気性を感じさせるかっこいいアクションで会場の注目をさらった。「私は誰にもなりたくない」「捕食者になりたい!」という圧巻のセリフは鳥肌モノ!
また、ペドロ・パスカル演じるスーパーマンの強敵として知られるマックスウェル・ロードの姿も。
ガル・ガドットやクリス・パインなどが参加したパネルセッション
DCファンドームの『ワンダーウーマン1984』パネルには、監督のパティ・ジェンキンス、主演ガル・ガドット、クリス・パイン、クリステン・ウィグ、ペドロ・パスカルが登壇。
ジェンキンス監督は「この映画は本当に大画面にぴったり」「とりあえずねばってみる。映画館で上映できると信じている」と、新型コロナウイルスの世界的流行のなかでの希望を語った。
出演者のセッションは非常に和やかな雰囲気で進み、キャストと監督の関係は良好そう。ファンから『ワンダーウーマン1984』の衣装について質問を受けたジェンキンス監督は、「ガルと一緒に、エレガンスで今までに見たことがないようなものを探した」と回答し、ペドロは衣装の80年代らしさを的確に、そしてアップデートされた形で表現したリンディ・ヘミングスを称賛した。
また、なんとセッションには日本からの質問者も登場!撮影中の面白かったエピソードを尋ねたファンに対し、ガルはニッコニコで「オーマイガー!あなたのそのエネルギーを愛してる!」と受け応えた。そして「本当に機会に恵まれていたし、化学反応が生まれた。あと、お互いに愛し合っていたってところも好き」と回答。
ジェンキンス監督は、「撮影は本当に楽しかった。みんな親友みたいに仲良くなった」「私がカメラの方に気を向けている時もみんな楽しんでるみたいだった。みんなミュージックビデオに戻ってきたみたいな感じで、私は『ねえ、みんな、ねえ…(爆笑)』って感じ。ずっと大笑いしてた」というと、クリスは「うん、学校帰りの子供たちがショッピングモールで大騒ぎしてるみたいな感じだった」と言った。
そして、セッションの途中からは1975年に放送されたテレビドラマシリーズ『ワンダーウーマン』でワンダーウーマンを演じたリンダ・カーターも登場! 突然の大物の登場に、キャストは大興奮。リンダはジェンキンス監督への感謝を述べた後、「私の娘がガルのワンダーウーマンを見た時、『ママだ』と言ったの。私もそう思った。そして、なんでファンがあなたのことをアイドル視しているかを理解した。ワンダーウーマンという存在が何を意味しているか。だから…ありがとう、ガル。ありがとうパティ」と感謝の意を述べると、ガルは「あなたは人生で本当のワンダーウーマン。あなたの導きがあったからママベア(※)になれたの」と答えた。
※子供のためになら牙をも向くことができるようなママ。
最後にガルは「子供の頃からたくさんのスーパーヒーローを見てきたけど、女性のスーパーヒーローは足りていなかった」「だから、小さな女の子のためには『ワンダーウーマン』に限らず、女性が主導になっているスーパーヒーローのジャンルはとっても大切。なぜなら、とても励まされるものだから」とコメントした。
映画『ワンダーウーマン1984』は2020年10月9日に日本公開。
DCファンドーム、第2段は9月13日開催予定!
DCファンドーム(DC FanDome)は、第2段となる「DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース」が9月13日(日)に開催予定。この日は、テーマごとに5つのバース(世界)で24時間配信が行なわれる。
DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース
- 開催日時:日本時間9月13日(日)午前2時からの24時間 ※予定
- 開催場所:https://www.dcfandome.com/
- 配信スケジュール:https://schedule.dcfandome.com/
5つのバース(世界)の内容
- DCウォッチバース/DC WatchVerse
リラックスして椅子にもたれながら、バーチャルオーディエンスとして、世界各国の素晴らしいローカルプログラムが観覧できる。DCの映画、TVシリーズ、ホームエンターテイメント、ゲームに携わるタレントやクリエイターたちによる必見のトークセッションや本邦初公開の映像まで、様々なコンテンツが満載。
* DC“ユー”バース/DC YouVerse
「あなたが主役!」というテーマで、世界中から集まった最も素晴らしいコスプレやファンアートを見ることができる。
* DCキッズバース DC KidsVerse
子供たちや若いファンのために、家族向けの幅広いアクティビティが用意されている。「DCKidsFanDome」の公式ページから直接アクセスできる特別なエリアで、ファミリー向けのコンテンツを展開。
* DCインサイダーバース/DC InsiderVerse
伝説的なアーティストでDCの最高クリエイティブ責任者(CCO)/出版者でもあるジム・リー、DC作品をベースにした映画製作会社の社長ウォルター・ハマダ、DCTVシリーズ「アローバース」のクリエイター、エグゼクティブプロデューサーのグレッグ・バーランティが、DCマルチバースを最新のお宝映像で紹介。また、そこからコミックブック、ゲーム、TVシリーズ、映画、テーマパーク、グッズなど、あらゆるフォーマットでDCを現実のものにしているマスターアーティストたちの舞台裏も見ることができる。
* DCファンバース/DCFunVerse
みんなでシェアできるアイテムを集めたり、コミックコーナーをチェックしたり、DIYできる『ワンダーウーマン』のゴールデンアーマーやバットモービルキットに加え、デジタルプレゼントや、限定商品を取り揃えたお店も登場。
DCファンバースについての記事一覧は、フロントロウの「DC」ページから確認して。(フロントロウ編集部)