ケイティ・ペリーが女性アーティスト同士の対立が煽られがちな風潮を批判。かつて確執を抱えていたとされるテイラー・スウィフトとの現在の関係についても改めて言及した。(フロントロウ編集部)

テイラー・スウィフトとの確執が報じられてきたケイティ・ペリー

 今週8月28日に通算6作目となるニューアルバム『スマイル』をリリースするシンガーのケイティ・ペリーが、Apple MusicのラジオBeats 1のゼイン・ロウによるインタビューに応じて、女性アーティスト同士の対立が煽られがちな昨今の風潮を批判した。

画像: テイラー・スウィフトとの確執が報じられてきたケイティ・ペリー

 ケイティは、今年7月に最新作『フォークロア』をリリースしたテイラー・スウィフトと長年にわたって確執を抱えていたことで知られており、テイラーとの関係についての記事がたびたび報じられていた。現在では両者は完全に和解しており、ケイティは2019年6月に公開されたテイラーの「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン(You Need to Calm Down)」のミュージックビデオにサプライズで出演して、“仲直り”したことを公に示した。

女性アーティストの対立が煽られる風潮を批判

 今回、Beats 1のゼイン・ロウの番組に出演したケイティは、アーティスト同士の対立が煽られるのは女性同士の場合がほとんどだとして、「ナイル・ホーランとショーン・メンデスの争いなんて見たことがないし、エド・シーランとジャスティン・ビーバーが争っているなんて記事も読んだことがないでしょ?」と、男性同士の対立が報じられることはないとした上で、「それなのに、女性のパフォーマーについては、毎日そういうことが言われてる」と批判。

 「私のツイッターに寄せられているコメントを読んでみたい? やめておいたほうがいいでしょうね。だって、『あの人はこの人よりいい』、『あの人はこの人より痩せてる』、『あの人はこの人よりも1位を多くとってる』、『今年はあの人よりこの人のほうがいい』、『この人より成功した人はいる?』みたいな感じ(のコメントばかり)だから。音楽を好きになってくれるだけじゃダメなの? 一体どうしてそうなるの? って思う」と続けて語り、自身のSNSのコメント欄にも、女性同士の対立を煽るようなコメントが寄せられていることを明かした。

新作『スマイル』に収録される「What Makes A Woman」では、“女性とは何か”や“女性であることの喜び”について歌われている。

 アーティストとして「競争心」は持ち合わせているものの、それは「女性に対してではない」とした上で、「この業界にいるすべての女性たちに、サポートや愛を感じていてもらいたいと心から思っている。この業界にどれだけ多くの女性がいようともね」とケイティ。「自分と同じことに挑んでいる人が世の中にたったの5人しかいなくて、それも同じ部屋に入れられているの。ワインを片手にその辛さを語ってもいい?」と冗談交じりに続け、女性アーティストは何人いてもいいはずだとして、対立を煽る風潮を批判した。

画像: 女性アーティストの対立が煽られる風潮を批判

 ケイティはインタビューのなかで、かつて確執を抱えていたテイラー・スウィフトについても言及している。「若い女性というのは大変だと思う。派閥だとか高校生活、競争みたいなものに囲まれて大人になるわけだから。そういうわけで、今はすごく仲良くしてるよ。彼女の幸運を祈っているし、お互いについての良いところを言い合えると思う」と続けて語り、現在はとても友好的な関係を築いていると明かした。(フロントロウ編集部)

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