俳優のリリ・ラインハートが、ドラマ『リバーデイル』で本当は下着姿になりたくなかったのに、それでも断らなかった理由とは?(フロントロウ編集部)

『リバーデイル』で下着姿になるのが嫌だった

 『ゴシップガール』と『プリティ・リトル・ライアーズ』を足して二で割ったような作品として話題の青春ミステリードラマ『リバーデイル』のベティ役でブレイクした俳優のリリ・ラインハートが、同ドラマで下着姿を披露したシーンについて、本当は下着姿になるのは嫌だったと米Los Angeles Timesのインタビューで告白した。

画像: 『リバーデイル』で下着姿になるのが嫌だった

 「私はCW(※アメリカの地上波テレビネットワーク)の番組に出てくる女の子たちの体形とは違う。ほっそりしたウエストでもなければ、美脚でもないし、細くもない。小さくて可愛らしい感じでもない」という劣等感から、下着姿になることに抵抗があったというリリ。ブラジャーとショーツだけの姿にならないといけないと知った時、ひどく不安になったそうで、当時の心境について「本当に、本当にやりたくなかった。でもそのことは誰にも言わなかった。誰かに圧力をかけられたわけじゃない。ただ仕事だからやった。けれどすごく嫌な気分になった」と振り返った。

 「やりたくない」と言えばやらずにすんだ気もするが、なぜリリはスタッフにも誰にもそのことを告げずに撮影に挑んだのか? 

 その理由についてリリは、「ボディ・ポジティブを推奨するには、まず自分がそれを実践しないといけないと思ったの。だから、たとえ自分の体に自信がなかったとしても、ドラマのシーンでブラジャーとショーツだけの姿になって、自分のありのままの体をみんなに見せることはとても重要なことだと思った。(本当は嫌だったけど)それでも下着姿になったのは、“こういう体形じゃないと美しくない”と思い込んでる人たちに見せるためだった」と説明。渋々、下着姿になったのは、以前から自身が声をあげているボディ・ポジティブを“体現”するためだったことを明かした。

「ボディ・ポジティブ」ムーブメントを後押し

 昨今、インスタグラム等のSNSで、写真加工アプリを使って自分の体や顔を修正し、現実とはかけ離れた姿を投稿する人が男女ともに急増しているが、誰が決めたか分からない”美の基準“に合わせて自分の姿を変え、まるでそれが本来の自分であるかのように偽るこの行為は、世の中に誤ったイメージを植えつけ、若者の摂食障害などを誘発する危険性もある。

 「編集や加工がされていないありのままの自分の姿をSNS上でさらけ出すことができる自分を誇りに思います。私は決して、何かを隠したり、本当の自分ではない姿を見せることで誰かを騙したりはしません」−リリ

 自分の体形に自信が持てず、深く悩んでいた過去を持つリリは、以前からそういった風潮を変え、ボディ・シェイミング(体型批判)をなくすべく、「ありのままの美しさを受け入れよう」、「どんな体型も美しい」と自分自身の体形に自信を持ち、肯定しようと呼びかけるムーブメントであるボディ・ポジティブを推奨。一切、編集や加工をしていない水着写真を自身のインスタグラムにアップするなどして、ありのままの自分を受け入れるようファンに呼びかけている。(フロントロウ編集部)

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