『PLL』のリブート版が制作か
アメリカのベストセラー小説をもとに、「A」という謎の人物に翻弄される高校生を描いたドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ(以下PLL)』は、2010年6月8日から放送がスタート。ティーンを中心にカルト的な人気を誇ったドラマは、2017年6月27日に約7年もの歴史に幕を下ろした。
これまで『PLL』は2度スピンオフを制作しており、1度目は2013年に放送された『PLL』の舞台であるローズウッドとは違う街の話で、アシュレイ・ベンソン演じるハンナの恋人、タイラー・ブラックバーン演じるケイレブ・リバースが主人公になったドラマ『レイヴンズウッド(Ravenswood)』。
2度目は2019年に放送されたドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ:ザ・パーフェクショニスツ』。こちらは、タイトル通り「完璧主義者(Perfectionists)」たちが集まるビーコンハイツという町で起こったある殺人事件をきっかけに、住民の完璧主義の裏に隠れた秘密や嘘が徐々に浮彫りになっていくというストーリーで、『PLL』でアリソン・ディローレンティスを演じたサーシャ・ピーターズと、モナ・ヴァンダーウォール役のジャネル・パリッシュが出演。しかし、どちらとも視聴率が悪く、シリーズ続行を諦めざるを得ない状況となり、シーズン1で打ち切られた。
『PLL』が大ヒットしただけに、スピンオフなどへのプレッシャーは大きいが、放送開始から10周年を迎えた2020年に『PLL』のリブート版に関するあるニュースが入ってきた。
それは、米CWの青春サスペンスドラマ『リバーデイル』でクリエイターを務めるロベルト・アギーレ・サカサが『PLL』のリブート版の制作に乗り出しているということ。米The Hollywood Reporterによると、『PLL』のリブート版は新しいストーリーで新しいキャラクターが登場するようで、ロベルトが脚本を手がけるよう。また、放送や配信するネットワークはまだ決まっていないもののHBO Maxでの配信をターゲットにしていると報じられている。
『PLL』のリブートについては、『PLL』の出演者たちも前向きだけれど、以前はルーシー・ヘイルが「可能性がないわけではない。けれど、もう少し時間を置いた方がいいという感じがする。たとえば10年後であれば、もっと多くのことができると思うし。彼らはその前にスピンオフか何かをするつもりだと思う。分からないけどね。私はこのドラマに対してすごい過保護になっちゃうから。だから彼らがまったく新しいキャストでドラマを制作したいと思う時が来たときには、私はドラマを守るために、そのドラマをプロデュースしなければならないかも」と米Entertainment Tonightにリブート版に対する心境を語っていた。
水面下で進められている『プリティ・リトル・ライアーズ』のリブート版はどのような形で世に出るのか。また、スピンオフ同様に『PLL』のキャストたちの出演はあるのかなども今後注目していきたい。
(フロントロウ編集部)