社会問題に熱心なジェーン・フォンダ
映画『コールガール』と『帰郷』での演技によって、アカデミー賞主演女優賞を2度受賞している大御所俳優のジェーン・フォンダは、俳優としてだけでなく、活動家としても有名。今年で83歳となるジェーンは、30代だった1970年代にベトナム戦争の反対運動の第一線で活動し、2019年には、気候変動の対策を求めるデモに毎週参加。10月11日、18日、25日、11月1日の毎週金曜日に、抗議活動への参加で毎回逮捕され、81歳にして刑務所で一晩を過ごすというパワフルな姿を見せた。
また、そんな彼女はフェミニストでもあり、育った年代や社会の影響でフェミニストになるのは遅かったとしながらも、現在はDV被害者の女性を支援する活動や女性器切除の禁止を訴える活動など、女性支援のために多岐にわたる活動を行なっている。そして、女性であっても、何歳であってもセックスを楽しんで良いという姿勢も強くみせてきており、音楽プロデューサーのリチャード・ペリー氏と交際していた時期には、74歳にして「こんなに充実したセックスライフはこれまでになかった」と発言して話題となった。
ジェーン・フォンダが後悔する相手とは…
そんなジェーンが、米New York Timesのインタビューに登場し、過去に体の関係を持たなかったことを後悔しているという相手を激白!
アカデミー賞を2回も受賞したビッグスターだけに、友人知人に歴史的な偉人として知られる人々がゴロゴロいたジェーン。だからこそ、インタビュアーが、ジェーンの後悔の相手だと考えていたのは、キューバ革命を成功させた革命家チェ・ゲバラ。「あなたの最大の後悔は、チェ・ゲバラとセックスしなかったことですか?」と聞かれたジェーンは、ある別の人物の名を答えた。
「いいえ、彼のことは考えないわ。私が考え、大きな後悔をしているのは、マーヴィン・ゲイ」
ソウルミュージックに多大な影響を与えながら、44歳で父が放った銃弾に倒れ、命を落とした音楽家のマーヴィン。彼こそが、ジェーンが関係を持たなかったことを後悔している相手だという。
「彼はしたがっていたけれど、私はそうではなかった。私はトム・ヘイデンと結婚していましたから。私はトムのためにコンサートを開こうと、多くのパフォーマーに会っていて、その手伝いをしてくれていた女性が、私をマーヴィン・ゲイに紹介してくれたの」と、その出会いを振り返ったジェーン。そして、インタビュアーに冗談 まじりに、誘い文句として「セクシャル・ヒーリング(※愛し合って癒されたいと歌ったマーヴィンの大ヒット曲)」という言葉は出たかと聞かれると、ジェーンはこう返した。
「(セクシャル・ヒーリングが)欲しかったんだけど、彼はそれは言わなかった。でもその後読んだんだけれど、彼は私の写真を冷蔵庫に貼っていたらしいわ。彼が死ぬまで、それを知らなかったんだけれどね」
ちなみに、1966年の映画『逃亡地帯』で共演した、かの人気俳優マーロン・ブランドに関しては、「がっかりした。でも素晴らしい俳優」と、少し手痛いコメントを残した。(フロントロウ編集部)