バットマンの「ダークナイト・トリロジー」として知られる3部作を監督したクリストファー・ノーランが、来たる新作『ザ・バットマン』でバットマンを受け継ぐロバート・パティンソンに太鼓判を押した。(フロントロウ編集部)

バットマンを受け継ぐロバート・パティンソン

 2005年公開の映画『バットマン ビギンズ』、2008年公開の『ダークナイト』、2012年公開の『ダークナイト ライジング』からなる「ダークナイト・トリロジー」3部作を監督したクリストファー・ノーランが、2021年の公開が予定されている映画『ザ・バットマン』で主演を務めるロバート・パティンソンに言及した。

画像: バットマンを受け継ぐロバート・パティンソン

 マット・リーヴスが監督を務める映画『ザ・バットマン』は、2020年8月23日に全世界同時開催されたDCコミックス最大のオンラインイベントDCファンドーム(DC FanDome)で第1弾となるトレーラー映像がお披露目され、マットは「かつて作られたことがない」ようなバットマン作品になると語っていた。

クリストファー・ノーランが新バットマンに言及

 ロバート・パティンソンは日本では9月18日に公開されるクリストファー・ノーラン監督作『TENET テネット』に主演しているのだけれど、クリストファーは今回、米ETとのインタビューのなかで自身がバットマン作品の監督を務めた当時を振り返った。

 クリストファーが監督した3部作は、バットマンのダークな部分がより強調された作品になっているのだけれど、彼はこのことについて、「『バットマン ビギンズ』の前にDCの人たちと話した時に、最初に学んだことの一つが、『バットマンというキャラクターは再解釈をすることで成長していく』ということだった」と説明。

 「世代ごとにそれぞれのバージョンを作っているよね。それがある意味で、伝説を新鮮なものにし続けているのだと思う」と続けて語り、バットマンが長きにわたって愛され続けているのは、多くの人たちがそれぞれの解釈でアップデートしてきたからだと指摘した。

画像: クリストファー・ノーランが監督した「ダークナイト・トリロジー」3部作でバットマンを演じたクリスチャン・ベール。

クリストファー・ノーランが監督した「ダークナイト・トリロジー」3部作でバットマンを演じたクリスチャン・ベール。

 クリストファーの3部作ではクリスチャン・ベールが演じていたバットマン/ブルース・ウェインはその後、2016年公開の映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』からベン・アフレックが引き継ぎ、彼は同年公開の『スーサイド・スクワッド』、2017年公開の『ジャスティス・リーグ』でもバットマンを演じた。ベンは2022年に公開が予定されている映画『ザ・フラッシュ(The Flash)』にもバットマン役で出演することが決まっているものの、『ザ・バットマン』ではロバート・パティンソンがバットマンを演じる。

 クリストファーは米ETとのインタビューのなかで、ロバートがバットマン役を受け継ぐことに言及。『TENET テネット』で一緒に仕事をしたことに触れて、「ロバートと仕事をした者として、僕は自信を持って、彼は自分が望んだことを実現できる人だと言えるよ」と、彼の演技力に太鼓判を押した上で、「彼がバットマンをどんな風に演じるのか、とても楽しみにしているんだ」と明かした。

ロバート・パティンソンが新型コロナウイルスに感染したとの報道

 一方、『ザ・バットマン』については心配なニュースも入ってきている。同作は9月1日から約5カ月半ぶりに撮影が再開されていたものの、再開わずか2日にして、ふたたび休止に追い込まれることとなった。

  米Deadlineの報道によると、同スタジオでの撮影に携わっていた“クルーの1人”が新型コロナウイルスの感染検査で陽性反応が出たため、すぐに制作がシャットダウンしたそうで、ワーナー・ブラザースは、「『ザ・バットマン』の制作チームのメンバーの1人がCovid-19判定検査で陽性判定を受けました。このメンバーはルールに乗っ取って隔離を行なっており、撮影は一時的に中断されました」と声明を通じて発表した。

画像: 2月の撮影休止前に目撃された、主演のロバート・パティンソンのスタントダブルががバイクに乗って走行する様子。

2月の撮影休止前に目撃された、主演のロバート・パティンソンのスタントダブルががバイクに乗って走行する様子。

 さらに、米Vanity Fairは新型コロナウイルスの陽性反応が出た人物について、主演のロバート・パティンソンだと報道。ロバートの担当者からは記事執筆時点でいかなるコメントも発表されておらず、心配な状況が続いている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.