DCコミックス映画『ザ・バットマン』のイギリス国内で行なわれていた撮影が“スタッフの1人”が新型コロナウイルスの感染が確認されたため、一時休止となったことが分かった。米Vanity Fairは感染したのは、主演のロバート・パティンソンだと報じている。(フロントロウ編集部)

『バットマン』、“スタッフの1人”が新型コロナ感染で撮影再ストップ

 イギリス・ロンドンにあるワーナー・ブラザースのスタジオで、9月1日から約5カ月半ぶりに撮影が再開された映画『ザ・バットマン』の撮影が、再開わずか2日にして、ふたたび休止に追い込まれたことが分かった。

 米Deadlineの報道によると、同スタジオでの撮影に携わっていた“クルーの1人”が新型コロナウイルスの感染検査で陽性反応が出たため、すぐに制作がシャットダウンしたそうで、ワーナー・ブラザースは、「『ザ・バットマン』の制作チームのメンバーの』1人がCovid-19判定検査で陽性判定を受けました。このメンバーはルールに乗っ取って隔離を行なっており、撮影は一時的に中断されました」と声明を通じて発表している。

画像: 2月の撮影休止前に目撃された、主演のロバート・パティンソンのスタントダブルががバイクに乗って走行する様子。

2月の撮影休止前に目撃された、主演のロバート・パティンソンのスタントダブルががバイクに乗って走行する様子。


感染したのは主演のロバート・パティンソンと報道

 ワーナー・ブラザースの発表では、感染者の個人名や職業などは伏せられているが、米Vanity Fairは、陽性判定を受けたのは本作で主人公のバットマンを演じるロバート・パティンソンだと報じている。

画像: バットマンを演じるロバート・パティンソン。

バットマンを演じるロバート・パティンソン。

 映画『トワイライト』などで知られるロバートを新バットマンに迎え、悪役ペンギンには映画『ダンボ』のコリン・ファレル、そしてキャット・ウーマンには映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズのゾーイ・クラヴィッツが抜擢された新星『バットマン』は、『猿の惑星:聖戦記』のマット・リーヴス監督がメガホンを取る注目作品。

 新型コロナウイルスの世界的感染拡大に伴い、3月頃から撮影休止となっていたが、8月末には、ベッドフォードシャーにあるイギリス空軍の元飛行場、カーディントン飛行場でバットモービルの試験走行が行なわれる様子が目撃され、いよいよ撮影再開に向けて動き出していることにファンたちが胸を躍らせていた。

画像1: 感染したのは主演のロバート・パティンソンと報道
画像2: 感染したのは主演のロバート・パティンソンと報道

 2020年8月23日に全世界同時開催されたDCコミックスのオンライン・バーチャル・イベント『DCファンドーム』では、ついにティーザー映像が公開され、「かつて作られたことがない」ような作品となっているとリーヴス監督が語る新作のキャラクターたちのファーストルックがお披露目されて話題に。

 撮影が休止となった時点では25%~30%程度しか完成していないと言われていたが、9月からの撮影再開で巻き返しを図れるかと注目を集めていた最中、今回のスタッフの新型コロナ感染で、またもや制作に遅れが生じてしまうこととなった。

 『バットマン』の欧米での公開は2021年10月1日を予定しているが、果たして間に合うのか? 

 ロバートの広報は、記事執筆時点では、感染者がロバートであるとは発表していない。(フロントロウ編集部)

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