米人気ロック・デュオ、トウェンティ・ワン・パイロッツのタイラー・ジョセフが、「SNSの使い方」をめぐって炎上。その後、謝罪の投稿をツイートして、メンタルヘルスやブラック・ライヴズ・マターの重要性をファンに説いた。(フロントロウ編集部)

タイラー・ジョセフの投稿が炎上

 2017年に第59回グラミー賞授賞式で楽曲「ストレスド・アウト(Stressed Out)」が「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」賞を受賞したことで知られる米人気ロック・デュオ、トウェンティ・ワン・パイロッツのメンバーであるタイラー・ジョセフの“SNSの使い方”をめぐり、多くの批判が寄せられた。

画像: (左から)トゥエンティ・ワン・パイロッツのジョシュ・ダンと、タイラー・ジョセフ。

(左から)トゥエンティ・ワン・パイロッツのジョシュ・ダンと、タイラー・ジョセフ。

 きっかけとなったのは、タイラーが「みんなが僕にプラットフォームを使うように頼んでくるんだ。こいつらを引っ張り出してこれて良い気分だよ」という文章とともにツイートした、スニーカーの写真を“お披露目”した投稿。

 一見、タイラーがお気に入りのスニーカーをファンに見せるために投稿したと思われるこのツイートだけれど、この投稿に対しては、ミュージシャンのエリオット・リーが「あなたがこうやってジョークにするなんてガッカリ」とリプライを送るなど、“このような用途でプラットフォームを使うように頼んでいるわけではない”と批判する声が多く寄せられることに。

 記事執筆時点で220万人以上のフォロワーがいるタイラーだけれど、この投稿よりも前にツイートしたのは、6月にプライド月間を祝福するツイートをしたのが最後となっていた。

メンタルヘルスに向き合う重要性を説いたタイラー

 ファンたちはタイラーに、その大きな影響力を使って世間の様々な問題に声をあげてほしいと望んでいたと思われる一方で、タイラーがそのような投稿をツイートしなかったために、“炎上”してしまう事態に。

 多くの意見が寄せられたことを受けてか、タイラーはその後、すぐさまメンタルヘルスの問題を周知する投稿をツイート。「メンタルヘルスはいつだって最優先事項だ。この単純な事実がいとも簡単に忘れられてしまうことに驚いているよ。君にこっそりと近づいてきて、忍び込み、気がついた時には悪い場所に追いやられてしまうんだ」とツイートして、メンタルヘルスの問題に向き合うことの大切さを訴えた。

 「本当に必要としている人にこれが届いてくれたらと思う」とタイラーは続けてツイートしている。「ツラいことだけど、望みがないわけじゃない。メンタルヘルスとの闘いは公に分かるものではないし、輝かしいものでも、興味深いものでもないけれど、直面し得る最も難しいチャレンジなんだ」。

 さらに、タイラーはメンタルヘルスと向き合う手段も紹介。「僕は音楽を使ったり、ユーモアや、1人の時間、ソーシャルメディアからの離脱、家族を使ったり、友達との嫌だけど正直な会話を持ってみたり、そして時には泣いたりしている」とタイラーはツイートして、「いくつか手段はあるんだけど、全員に効果があるとは限らない。失ってしまった支えを取り戻せる手段を探してほしい」と、それぞれの方法でメンタルヘルスと向き合うことができると呼びかけた。

 タイラーはその後、自分もメンタルヘルスの問題に向き合っていることを明かした上で、アメリカ自殺防止財団(American Foundation for Suicide Prevention)のウェブサイトをフォロワーに紹介した。

ブラック・ライヴズ・マターにも言及

 一連のツイートでメンタルヘルスの重要性を呼びかけたタイラーはその後、「僕のツイートは、人権問題に向けたものではなかった」とした上で、黒人の命の大切さを訴える「ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)」運動にも言及した。

 タイラーは、「僕はブラック・ライヴズ・マターを支持しているよ。僕はただ、長い間僕にとって重要な意味を持っていた他のものに注意を向けてほしかったんだ」と、メンタルヘルスの問題を真っ先に訴えたかったと前置きした上で、「今はその余裕がないのは分かるよ」と、ブラック・ライヴズ・マターの重要性に言及。

 「誰かを傷つけてしまったとしたら申し訳ない」とタイラーは謝罪して、「これは僕が支持しているものについて多くの情報が載っているリンクだよ」と、ブラック・ライヴズ・マターを支援する方法を紹介するリンクを最後にツイートした。

 もともと、頻繁にツイートするほうではなかったものの、投稿が炎上してしまったことを受けて、自身の考えているところを余すところなくファンと共有したタイラー。一方で、トウェンティ・ワン・パイロッツの現時点での最新リリースは、今年4月にサプライズで発表した、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックを受けたライブ関係者を支援するための楽曲「レベル・オブ・コンサーン(Level of Concern)」となっている。

(フロントロウ編集部)

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