新型コロナで公開が11月へと延期『ブラック・ウィドウ』
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の新作映画『ブラック・ウィドウ』は、スカーレット・ヨハンソン演じるマーベルヒーロー、ブラック・ウィドウ初の単独映画。映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で彼女が下した最期の決断の真相が明かされるとして、多くのファンの期待を背負った一作でもある。
本作は、2020年5月の公開が予定されていたけれど、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。その後発表された新たな公開日は2020年11月6日となっている。
映画『ブラック・ウィドウ』には、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフを取り巻く様々なキャラクターが登場することが発表されており、中でも注目なのが、フローレンス・ピュー演じるエレーナ。エレーナは、ブラック・ウィドウと同等の戦闘能力を持つ妹分で、コミックでは「2代目ブラック・ウィドウ」となるキーパーソン。
そんな2人の女性について、監督であるケイト・ショートランドがコメント。
『ブラック・ウィドウ』は「バトンを渡す」映画になる
米Empireのインタビューで、「(マーベルのケヴィン・ファイギ社長は)観客はこの作品がキャラクターのオリジンを探るストーリーになるだろうと予想すると気づいたの。だからもちろん私たちは逆の方向性に進んだ」と語ったケイト・ショートランド監督。
彼女は続けて「私たちにはフローレンス・ピューがどれだけ素晴らしいかがわからなかった。素晴らしいことは知っていたけれど、あそこまでとは思っていなかった。スカーレットはとても親切に『彼女にバトンを渡す』という感じだった。だから、また新たな女性のストーリーが語られることになると思う」と、明かした。これを聞いたファンの間では、スカーレット演じるナターシャから、フローレンス演じるエレーナへ世代交代が行われるのではないかとウワサされている。
フローレンスは、若手俳優の中で最も注目を集める存在の1人で、映画『ファイティング・ファミリー』や『ミッドサマー』などの人気作品に次々出演し、映画『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』では、2020年のアカデミー賞で助演女優賞にノミネートされた新進気鋭の俳優。
スカーレットは映画『ブラック・ウィドウ』の製作が発表された頃、役からの卒業をほのめかす発言もしているため、ショートランド監督の発言は非常に気になるポイント。
MCU映画『ブラック・ウィドウ』は、2020年11月6日に公開予定。(フロントロウ編集部)