ジャスティン・ビーバーが過去の自分を反省し前を向く
今年2月に新アルバム『Changes(チェンジズ)』をリリースし、本格的に音楽活動を再開させたシンガーのジャスティン・ビーバー。10代半ばでデビューして以来、音楽業界のトップを走り続けるジャスティンが、自身のインスタグラムでシンガーとして成功を収めた裏で抱えていた苦悩を明かすと同時に、失敗から学んだことや「なりたい自分」について率直な思いを綴った。
以下、ジャスティンのコメント全訳。
「僕はカナダのオンタリオ州ストラトフォードの小さな町から出てきた。あの頃の僕は物欲もなければ、金や名声にも興味がなく、ただ純粋に音楽が好きなだけの少年だった。でも、10代半ばにさしかかった頃から、不安や不満といった負の感情が僕の価値観に影響を与えるようになっていった。価値観が徐々に変化していったんだ。自尊心や権力に支配されて、恋愛関係をダメにしてしまった。僕は心から健全な関係を望んでいる。僕は真実と愛のもとに生きたい。自分でも知らない自分の欠点に気づき、そこから学びたい。神の導きに背いて身勝手な行動を取ることなく、神の計画通りに歩んでいきたい。日々の身勝手な欲望を捨て、良い夫、そして将来的に良い父親になりたい。ジーザスの導きのもと、歩んでいけることに感謝してる」
じつは、ジャスティンはこの数日前にも長文のメッセージを投稿し、「音楽、芸術、ファッション。これらはすべて僕にとって自分を表現する手段なんだ。楽しい時、悲しい時、心穏やかな時、不安に駆られた時。自分を表現する場があることにとても感謝してる。(意見を公表するのに)有利な立場にあること、そして間違いを犯し、そこから学び、成長する機会を与えられたことにも感謝してる。たくさんの人たちが僕を励ましてくれて、“ベストな自分”でいることを後押ししてくれて、本当に恵まれていると思う。僕の目標は自分の周りにいる人たちも同様に“ベストな自分”でいられるよう、力を与えること」と、ファンや身近にいる人たちへ感謝の気持ちを綴っていた。
弱冠26歳にして、なかなか波乱万丈な人生を送ってきたジャスティン。10代後半から20代前半にかけて私生活が荒れていた時期もあったが、その後、改心して新たなスタートを切った。2018年に妻でモデルのヘイリー・ビーバーと結婚してからはより一層した安定した生活を送っており、ジャスティン自身、今年2月に受けた米Apple Musicのインタビューで「前よりも良い人間になった」と語っている。(フロントロウ編集部)