アメリカン航空は、マスクの着用を促されたことに対してCAを侮辱した乗客を出禁にしたことを明らかにした。(フロントロウ編集部)

マスク着用を促された乗客がCAにメモ

 アメリカン航空の飛行機に登場した乗客が、CAを「マスク・ナチス」と呼んだとしてアメリカン航空から出禁になったことが明らかになった。

画像: マスク着用を促された乗客がCAにメモ

 米TMZなどの報道によれば、乗客がCAを侮辱したのは、CAからきちんと鼻を覆う形でマスクを着用するように促されたことがきっかけだったという。この乗客が最終的にCAの指示に従ってマスクを着用したかは定かではないものの、飛行機を降りる際に、座席に置いてあったゴミ袋に手書きで記したメモをCAに渡したそう。

 この乗客はメモに「アンタらの座席のポリシーだったり、アンタらの鼻の問題なんて誰も気にしてない。私たちがアンタらのお給料を払ってあげているのであって、そんな態度は受け付けない」などと記しているほか、さらに侮辱的な表現を用いて「マスク・ナチスで、メガネをかけたクソ女のアンタは、この仕事がなければ2ドルのチップと覚醒剤のためにモーテルで清掃の仕事でもしていたでしょうよ」とも記している。

 当然、このような侮辱は許されるはずもなく、アメリカン航空のスポークスマンは米TMZに対し、この乗客を生涯アメリカン航空の航空機への搭乗禁止処分にしたと明かした。現在、この乗客が渡したメモについても捜査が進められているという。

 スポークスマンは次のように述べている。「弊社のフライトアテンダントは、乗客の健康や安全を確保する上で重要な役割を果たすプロフェッショナルであり、彼らへの不当な扱いは決して看過いたしましません」。

飛行機でのマスク着用拒否が問題に

 アメリカでは飛行機内でのマスクの着用拒否が大きな問題になっており、米LA Timesによれば、これまでに700人以上がマスクの着用拒否をめぐって出禁処分になっているという。

画像: 飛行機でのマスク着用拒否が問題に

 新型コロナウイルスによるパンデミックを受けて、アメリカの大手航空会社は2歳以上の乗客に、飲食時もしくは薬を飲む時以外のマスク着用を義務付けている。

 「乗客の皆様には、移動時には我々の方針を順守していただきたければと思います。そうではない場合には、措置を取らせていただきます」とアメリカン航空のスポークスマンであるカーティス・ブレッシング氏は米LA Timesにコメントを寄せている。(フロントロウ編集部)

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