アニマルライツを描く『ゴリラのアイヴァン』
アンジェリーナ・ジョリーが惚れ込んだベストセラー児童文学『世界一幸せなゴリラ、イバン』を、ディズニーとともに映画化。『ゴリラのアイヴァン』が、9月11日より、ディズニーの動画配信サービスである「ディズニープラス」で独占公開される。
本作の主役は、ゴリラのアイヴァン。郊外のショッピングモールにあるサーカスで人気を博す大人気のシルバーバック・ゴリラ。ゾウのステラや犬のボブなど、仲間と一緒に毎日を過ごしていたある日、ルビーという名前の赤ちゃんゾウがやってきた。野生からサーカスに連れてこられたルビーと一緒に過ごすうちに、アイヴァンの中の奥底に眠っていたふるさとの思い出が記憶に蘇り、彼の心に変化が生まれる…。
アンジェリーナが子役と絆を育む
アニマルライツをテーマに、様々な角度から社会を映した本作では、アンジェリーナは制作だけでなく、ゾウのステラの声を演じた。そんなステラが作中で面倒を見る赤ちゃんゾウのルビーの声を演じたのは、売れっ子子役のブルックリン・キンバリー・プリンス。アンジェリーナは実生活で6人の子供を育てているため、自身の子供達と同世代のブルックリンと、作中だけでなく収録現場でも親子のような関係を築いていたよう。
ブルックリンは、現場でアンジェリーナとしたある思い出を、記者会見で明かした。
「放送映画批評家協会賞で会った時、私はアンジーに『レコーディングはゾウの着ぐるみを着てやりませんか?』って言ったの。そして家に帰ってママに『ママ、私とアンジーにゾウの着ぐるみを買って』とお願いした。ママは『私がアンジーにゾウの着ぐるみを買うの?』って言ってた(笑)。『でも、どのサイズにすればいいのかな』って」
そしてブルックリンは本当に着ぐるみを買って現場に持っていき、アンジェリーナもブルックリンのアイディアを楽しんだそうで、収録で本当にゾウの着ぐるみを着たという。そんな2人の愛くるしい姿がこちら。
本作では、人間と動物の絆が描かれる一方で、人間のエゴが動物を苦しめている現実も映している。そんな作品に参加するにあたって、この着ぐるみはなかなか良い効果があったよう。アンジェリーナはこう振り返った。
「私たちは本当にゾウの家族みたいになったわよね(笑)。とてもキャラクターに入れ込んだから」
現場では暑くなってしまったため、途中からは着ぐるみを腰に巻くことにしたそうだけれど、劇中で見られたステラとルビーの絆は、実際にアンジェリーナとブルックリンの間にもあった。『ゴリラのアイヴァン』は、9月11日(金)よりディズニープラスで独占公開。(フロントロウ編集部)