映画『ブラック・ウィドウ』が11月6日に公開
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の新作映画『ブラック・ウィドウ』で主演を務める俳優のスカーレット・ヨハンソンが、来たる新作について「今起きていることを反映したものになっている」と明言した。
映画『ブラック・ウィドウ』は、スカーレット・ヨハンソンが『アベンジャーズ』をはじめとしたMCU作品でこれまで演じてきたブラック・ウィドウを初めて中心に据えた作品で、新型コロナウイルスの感染拡大による公開延期を経て、日本では2020年11月6日に公開される。
#TimesUpや#MeTooを反映したものに
2019年に公開されたブリー・ラーソン主演のMCU映画『キャプテン・マーベル』では、女性監督のアンナ・ボーデンが共同監督を務めていたけれど、『ブラック・ウィドウ』でも同様に女性監督のケイト・ショートランドが監督に起用されている。
スカーレットは英Empireとのインタビューで、『ブラック・ウィドウ』について「#TimesUpや#MeTooのムーブメントに関して今起きていることを反映したものになっている」と語っている。「そういうものに触れていなかったり、取り組んでいなかったりしたら、あまりに盲目だと思う」とスカーレット。
女性たちがセクハラ体験を告白してきた#MeToo運動や、女性差別や不平等の時代に「時間切れ」を告げる#TimesUp運動がここ数年盛んになっているなかで、『ブラック・ウィドウ』はそうした視点を取り入れた作品になっているという。
「とりわけ(監督の)ケイトは、他の女性を助ける女性についての映画を作ることを重要視していた。厳しい状況にいる女性を(女性が)助け出すような映画をね」とスカーレットは続けて語っている。
『ブラック・ウィドウ』には、ブラック・ウィドウと同等の戦闘能力を持つ妹分である、フローレンス・ピュー演じるエレーナが出演することが判明しているのだけれど、監督のケイトは同じ英Empireのインタビューのなかで、スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフ/ブラックウィドウが、フローレンス・ピュー演じるエレンに「バトンを渡す」物語だとコメントしている。
「ある人から、ナターシャはフェミニストかって訊かれたの」とスカーレット。「もちろん、そんなの言うまでもない。浅はかな質問だよね」と、ナターシャ・ロマノフはもちろんフェミニストだと語った。(フロントロウ編集部)