“TikiTokの女王”と呼ばれるチャーリー・ダメリオが摂食障がいに悩まされていることを告白した。きっかけとなったのは、摂食障害を抱える人々の“トリガー”となりかねないある楽曲を使用したこと。(フロントロウ編集部)

チャーリー・ダメリオが「摂食障害」を告白

 日本でも人気の短尺動画共有SNSアプリ、TikTokのフォロワー数が世界最多の8600万人を誇り、“TikiTokの女王”の称号を欲しいままにしているダンサーのチャーリー・ダメリオ

 人気ファッションブランドの広告塔への起用や、近い将来、彼女とその家族の日常に密着したリアリティ番組もスタートすることが発表されているチャーリーは、弱冠16歳にして年収4.2億円を稼ぎ出し、米経済誌フォーブスが発表した2020年版の「世界で最も稼ぐTikTokerランキング」で堂々の2位にランクインした。

画像: 姉のディクシー・ダメリオ(右)も同じく人気TikToker。ディクシーも歌手デビューするなど、ダメリオ姉妹としてめきめき人気を拡大している。

姉のディクシー・ダメリオ(右)も同じく人気TikToker。ディクシーも歌手デビューするなど、ダメリオ姉妹としてめきめき人気を拡大している。

 幼少期からダンスを習っているチャーリーは、キレのあるテクニックを披露しているダンス動画にくわえて、飾らない素顔が伝わるおもしろ動画や、ときには社会問題に斬り込むメッセージなどを発信していることでも知られる。

 そんなチャーリーが、インスタグラムを通じてある長文メッセージを投稿。そこには、彼女がじつは、摂食障害に悩まされているという事実が綴られていた。

画像: チャーリー・ダメリオが「摂食障害」を告白

「ボディイメージ(体型)に関する問題に関しては、これまでにも声をあげてきたけど、自分が摂食障害に悩んでいることについては、話したことがなかった。摂食障害は、世間に向けて告白する事だけじゃなく、親友や家族であっても打ち明けるのは不安なもの。
自分が摂食障害を抱えていると告白するのは怖かった。でも、私がそうすることで、ほかの誰かの力になれるなら、と思った。人知れず摂食障害と戦っている人がたくさんいることも理解してる」

 摂食障害とは、食事を取らない拒食症や、極端に多くの食事を取る過食症、もしくはそれを交互に繰り返してしまうような状態のことを言う。

 たくさんの人々、とくに体型にまつわる話題に敏感な年代のフォロワーたちの注目を一身に浴びるチャーリーは、これまでにも、水着姿を批判されたり、見た目についてあれこれ言われることがあった。

 チャーリーは、自身が具体的にはどんな症状に悩んでいるのか、考えられる原因は何なのかということについては触れなかったが、彼女が自分が抱えている問題に関してついに打ち明けることを決心したのには、あるきっかけがあった。


“トリガー”となる歌詞を含む楽曲の使用を謝罪

 じつは、チャーリーは、この告白を行なう以前に、TikTokで公開した動画でポップバンドのビーチ・バニー(Beach Bunny)が2018年にリリースした楽曲「Prom Queen(プロム・クイーン)」の一部を使用。

 “サッドガール・ミュージック”と称した、年頃の少女の苦悩を歌った楽曲を多く発表しているビーチ・バニーの「Prom Queen」は、“金髪・ブルーアイ・スリム体形”を美の最高基準として崇拝する世の中の風潮を皮肉り、“他人のために自分を変える必要などない”、“外見だけで手に入れた恋など脆い”と独自のアングルから訴えている曲なのだが、冒頭には、歌の主人公が「黙って、カロリーでも数えてなさいよ」「あんたなんてマムジーンズを着ても似合わない」と自分を卑下する歌詞が登場する。

 「Prom Queen」は昨今、TikTokのダンス動画で頻用されてプチブレイクしていることもあり、チャーリーは、そこだけ聞けば、“無理なダイエットを助長=痩せていることがベスト”としているようにも受け取れる歌詞については、あまり意識せずに動画を投稿したよう。

 しかし、この歌詞が、摂食障害や体型に関して深刻な悩みを抱えている人たちにとっては“トリガー(衝動や発作などを誘引するもの)”になり得ると、若者に絶大な影響力を持つチャーリーが「Prom Queen」を使用したことに、一部で批判の声が上がった。

 チャーリーは、すぐに動画を削除。その後に、自身が摂食障害と戦っていることを明かし、さらに、問題視される歌詞を含む楽曲を使用したことを謝罪した。

「意図的ではなかったけど、(自分の動画が原因で)もし傷ついてしまった人がいたとしたら、本当に本当にごめんなさい。あの歌詞が誰かにとっては“トリガー”となってしまうなんて、気づかなかった。どうか、私には誰かを傷つけるつもりなんてなかったということを解ってください。摂食障害に悩んでいる人にとっては、日によってすごく辛いこともあるということを私は知ってる」

 インスタグラムに投稿したメッセージの中で、こう続けたチャーリーは、摂食障害に悩む人やその家族を支援する非営利団体である米摂食障害協会(The National Eating Disorders Association/NEDA)のヘルプラインのリンクを共有。「助けを必要としている人は、スワイプアップして助けを得て欲しい。あなたは一人じゃない。助けを求めたっていいんだよ。誰だって助けが必要な時はある。みんなのことが大好きだよ。どうか強くあって」と呼びかけた。

 つねに外見を吟味され、ときには中傷されたり、からかわれることもあるセレブたちのなかには、摂食障害を抱えていた、もしくは現在進行形で悩まされているという人も多い。

 シンガーのレディー・ガガやテイラー・スウィフト、デミ・ロヴァート、俳優のリリー・コリンズ、インフルエンサーのアレクシス・レンなども、チャーリーのように自身の告白や経験が誰かを勇気づけることができれば、という想いから、近年、過去に摂食障害に悩んだ時期があったことを公表している。(フロントロウ編集部)

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