もしも、テイラー・スウィフトの最新作『フォークロア』に収録されている「ザ・ラスト・グレイト・アメリカン・ダイナスティ(The Last Great American Dynasty)」を映画化したら? とあるファンの“妄想ツイート”が、テイラーや親友のブレイク・ライブリー夫妻らの目に留まることに。(フロントロウ編集部)

『フォークロア』収録曲を映画化してほしい!

 テイラー・スウィフトが7月24日にサプライズでリリースした通算8作目となる最新アルバム『フォークロア(Folklore)』は、米Billboardの全米アルバムチャートにおいて6週連続で1位を獲得するという大ヒットを記録。さらに、テイラーは同作をもって、キャリア通算で計46週目となる全米アルバム・チャートの1位を獲得し、ホイットニー・ヒューストンに並んで、女性アーティストの歴代最長記録も達成した。

画像: 『フォークロア』収録曲を映画化してほしい!

 文字通りの記録的ヒットとなった『フォークロア』は、「伝承や風習」を意味するそのタイトル通り、楽曲ごとに物語を綴ったアルバムになっているのだけれど、今回1人のファンから、同作の“収録曲を映画化してはどうか”というアイディアが持ち上がることに。

 映画化を提案したのは「@TSlifestyle13」というアカウント名でツイッターをしている、ジョシュア・ブラウンというテイラーのファンで、彼は「(『フォークロア』に収録されている)『ザ・ラスト・グレイト・アメリカン・ダイナスティ』は良い映画になると思う。物語はタイムレスでありながらもユニークなものだし、音楽だって絶妙な上、すでに完璧なタイトルがついている。キャストとしては、ブレイク・ライブリー(レベッカ役)、ライアン・レイノルズ(ビル役)、ジェシー・タイラー・ファーガソン(ご近所さん役)」と、「ザ・ラスト・グレイト・アメリカン・ダイナスティ」がもし映画化したらという“妄想”をツイート。

 「ザ・ラスト・グレイト・アメリカン・ダイナスティ」は、「ホリデー・ハウス」という邸宅に住む、ビルという男性と結婚したレベッカという女性について歌った楽曲で、レベッカ・ハークネスという実在する女性と、実在する「ホリデー・ハウス」という邸宅についての実話に基づいた内容が歌われている。テイラーは2013年に「ホリデー・ハウス」を購入しているので、この楽曲で歌われているのは、テイラーの自宅の1つについての物語となる。

妄想がまさかの“本人たち”の目に留まることに

 ファンであれば、好きなアーティストの楽曲を映画化してほしいと願ったことこそあるかもしれないけれど、あくまで“妄想”の範囲で、まさか自分の“妄想”が本人の目に留まるなんてことまでは想像していないはず。

 ところが、ジョシュア・ブラウンのこのツイートに奇跡が起こることに。まず、「ご近所さん役」として名前があがった、ドラマ『モダン・ファミリー』で知られるジェシー・タイラー・ファーガソンの目にこのツイートが留まったようで、ジェシーはこのツイートをリツイートする形で、「オーケー。僕は空けられるよ」と投稿。

 さらに、「ビル役」として名前があがったライアン・レイノルズも、ジェシーの投稿に返信する形で「でも、ビルの心は…?」と冗談まじりにツイート。

 まだ心が決まっていないとことを示唆するようなコメントを残したライアンだけれど、なんとこのライアンのツイートには、テイラー本人が反応!「ザ・ラスト・グレイト・アメリカン・ダイナスティ」の歌詞を引用する形で、次のように返信した。

この町史上最高にうるさい女(the loudest woman this town has ever seen)にはなりたくないんだけど、最高だと思う」

 さらには、「レベッカ役」として名前があがった、テイラーの親友でライアンの妻であるブレイク・ライブリーも一連のツイートに反応。彼女もテイラーと同様に楽曲の歌詞を引用して、次のようにツイートした。

「ライアンをキーライムグリーン色(key lime green)に塗ったよ。彼が起きるのが楽しみ」

 さらには、同じくテイラーの友人であるモデルのジジ・ハディッドもテイラーのツイートに「同感」と返信。ぜひ映画化してほしいとツイートした。

 この一連の流れにファンたちが大興奮したのはもちろんのこと、“妄想ツイート”をしたジョシュアも、テイラーからの返信に「どうかこの町史上最高にやかましい女になってください。テイラー・スウィフトがツイートに返信をくれたんだ。落ち着かないと」と興奮気味にツイート。

 ジョシュアは英Insiderの取材に対し、「テイラーが返信をくれるなんて、絶対に起きないことだと思っていました。涙を流しそうでした(実際に流したかもしれません)」とコメントを寄せている。「ザ・ラスト・グレイト・アメリカン・ダイナスティ」の映画化がいつか本当にこの豪華なメンバーで実現するかは分からないけれど、ジョシュアにとっては“妄想”が実現したも同然の、忘れられない1日になったはず。(フロントロウ編集部)

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