ウィリアム王子とキャサリン妃のインスタグラムに投稿された動画のBGMが「セクシーすぎる」、「不適切」だと世間から指摘。よりロイヤルらしいSNSの使い方への是正を求める声も上がっている。(フロントロウ編集部)

ウィリアム王子の公務を収めた動画に“18禁な曲”

 イギリス王室のウィリアム王子キャサリン妃一家の情報を発信するインスタグラムアカウント「@kensingtonroyal」に投稿された動画のBGMに“卑猥”ともとれる歌詞が並ぶ、あるヒット曲が使用されたことに、一部のロイヤルウォッチャーが不快感を示した。

 ことの発端となったのは、9月9日の英救急サービスデー(999Day)に合わせて、ウィリアム王子が北アイルランドの首府ベルファストを訪問した際の模様を収めた動画のBGMに、現在世界中で大ヒットしているシンガーのハリー・スタイルズの「ウォーターメロン・シュガー(Watermelon Sugar)」が使われたこと。

 ウィリアム王子が、さまざまな分野で活躍する救急隊員たちと対面する様子や訓練犬とふれあう様子などを収めた15秒間の映像には、「ウォーターメロン・シュガー」のキャッチーなサビの部分がBGMとして使われている。


「性行為」を連想させる歌詞が並ぶ

 ハリーが歌う「ウォーター・メロンシュガー」といえば、「僕を知って 僕を味わってくれ/これなしで生きていける気がしないよ」「ただ味わいたいんだ甘いスイカを」と、聞きようによっては18禁な表現にも聞こえるミステリアスな歌詞が並ぶ楽曲として知られる。

画像: 「性行為」を連想させる歌詞が並ぶ

 “ウォーターメロン・シュガー”の意味合いには、諸説あるが、スラングでオーラルセックスにまつわる複数の意味も。

 当のハリーは、2019年の楽曲リリース後に出演したアップル・ミュージックのラジオ番組『Beats1』で、司会者に「みんなは、この曲が口を使った、相互の”お楽しみ”についての歌だと勘づいているようだけど、どうなの? 」と質問された際、「そうなの? 知らないな」と答えつつも意味深にニヤリ。実質的にその説を認めたものだとみられている。

「ウォーターメロン・シュガー」のMVもハリーがビーチで美女に囲まれ、入り乱れるセクシーな内容が話題に。

 そんな性行為を連想させる楽曲が、将来、英国王となる可能性があるウィリアム王子の公務の模様を収めた動画のBGMに使用されたことに、一定数の人々が難色を示しているというわけ。

 一部の王室ファンからは、楽曲のチョイスが「セクシーすぎる」「不適切やしないか」とのコメントが。さらに、BGMとして採用する前に「ウォーター・メロンの歌詞の意味を調べるべきだった」、「このアカウントの運営には10代が関わっているの? プロフェッショナルなアカウントに戻るには、まだ遅くないよ」と、インスタグラムの使い方の是正まで求める皮肉めいたコメントも寄せられている。

 どういった経緯で「ウォーター・メロン」がBGMに使われたかは不明だが、動画を制作・編集した王室職員としては、おそらく、ただ“ノリのいいヒット曲を添えた”という感覚でしかなかったかもしれない。しかし、歴史と伝統を重んじるロイヤルファミリーのアカウントに投稿された動画ともなれば、その隅々まで、人々が目を光らせていることも事実。運営側は、今回の一件で、BGMのチョイスにも、もっと細心の配慮が必要であるという教訓を得たことだろう。(フロントロウ編集部)

 

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