「元祖お騒がせセレブ」のパリス・ヒルトン
ヒルトン・ホテルの創設者コンラッド・ヒルトンの曽孫娘で、現在はDJや実業家など多分野にわたって活躍しているパリス・ヒルトン。2000年代に放送されたリアリティ番組『シンプル・ライフ』でブレイクを果たしたパリスは、“元祖リアリティスター”や“元祖お騒がせセレブ”としても知られている。
英語で「blonde」といえば「金色の髪」を意味する単語だけれど、「dumb blonde(おバカなブロンド)」というスラングがあるように、一部の人たちは「金髪の女性=抜けているところがある」というステレオタイプを持っている。
“元祖お騒がせセレブ”として、『シンプル・ライフ』で共演したニコール・リッチーと共に2000年代に世間を騒がせていたパリスは、ブロンドの髪をしていたこともあって、一部の人たちからそうした偏見を向けられてきた1人。
パリスは9月14日より、これまでのパリスについての真実を追ったドキュメンタリー『パリス・ヒルトンの真実の物語』をYouTubeにて配信しているのだけれど、その配信に先駆けて行なったインタビューのなかで、長年にわたって「おバカなブロンド」を演じてきたという衝撃のカミングアウトをした。
「リアルな私は、本当は立派な人間」
オーストラリアの朝の番組『Sunrise』のインタビューに応じたパリスは、「本当のパリスはどんな人か」という質問に対し、「私はこれまでずっと、キャラクターを演じてきたの。だから世間は本当の私を知らない」と回答。「リアルな私は、本当は立派な人間。おバカなブロンドではないの。そういうフリをするのがすごく上手っていうだけでね」と、これまで世間に見せてきたのは演じてきた自分だと告白した。
“演じてきたキャラクターと、実際の自分との違いはどんなところか”と訊かれると、「たくさんの違いがある」とパリス。「キャラクターについていえば、ブロンドで、派手で、抜けているバービー人形のような感じだけど、私自身は正反対なの」と明かした。
「この作品では、私の正反対の部分を観てもらえると思う」と、パリスは続けてドキュメンタリー『パリス・ヒルトンの真実の物語』について言及。「私が1人の人間で、感情を持っているということを分かってもらえるはず。私のことをもっと理解してもらえるんじゃないかな」。
「私は自分が達成したことを誇りに思っているし、私について誤解されている部分がたくさんあると思う」とパリス。「みんなに実際の私を知ってもらいたいと思ったの」と続けて語り、ドキュメンタリーではこれまで隠してきた本当の自分自身を観てもらえると明言した。
ドキュメンタリー『パリス・ヒルトンの真実の物語』は9月14日よりYouTubeにて配信中。日本語字幕で観ることもできるので、ぜひチェックしてみて。
(フロントロウ編集部)