クリステン・スチュワートが恋人のインスタグラムに登場
映画『トワイライト』シリーズでブレイクを果たし、『チャーリーズ・エンジェル』のリブート版などへの出演で知られる俳優のクリステン・スチュワートが、珍しくSNSでフォロワーにメッセージを呼びかけた。
9月22日はアメリカで「全米有権者登録デー(National Voter Registration Day)」となっており、クリステンはこの日、ファンに有権者登録を済ませるよう呼びかけるためにSNSを使用。とはいえ、クリステンは自身のSNSアカウントを持っていないため、恋人で俳優兼脚本家のディラン・マイヤーのインスタグラムを“乗っ取る”という手法でメッセージを呼びかけた。
ディランは「全米有権者登録デー」に際してクリステンの写真をインスタグラムに投稿。アメリカの星条旗と同じ赤と青で「Vote(投票)」の文字が描かれたTシャツを着たクリステンの写真と併せて、「クリステンにマイクを渡しました。彼女には伝えたいことがあるのだけど、自分のアカウントを持っていないので。全米有権者登録デーおめでとう!」とコメントした。
クリステンがフォロワーにメッセージ
クリステンはディランのインスタグラムを拝借する形で、フォロワーに向けて次のように呼びかけた。
以下、クリステンのメッセージの全訳。
「今日という日に少しばかりの攻撃性を解放したいと思っている人たちへ。今日は全米有権者登録デーです。
こういうことはしないのだけど、まだ事前登録が済んでいない人たちは、自分の声を届かせるためにどうかこの機会を利用してほしい。希望がないわけじゃないって感じられるはず。私は投票するよ。私たちの国を信じているから。気候変動を信じてるから。体系的な人種差別があることも信じてる。言論の自由だって信じているし、集会の権利もそう。銃規制も信じてる。女性たちが自分の身体について自分で決められる権利のことも。人々は恐れることなく、その人たちが心の中で認識している通りに生きて、愛する権利がある。誰もがお互いのことを気にかけているって信じてる。だからどうか、素敵な火曜日を過ごして、自分の人生のために投票をして」
クリステンは、かつて「気候変動を信じていない」などと発言したり、たびたび女性蔑視的な発言をしたりしてきたことで知られるドナルド・トランプ現大統領に反対する立場を一貫して示しており、2017年には米Harper's Bazaarとのインタビューで次のように述べていた。「言うまでもなく恐ろしいことが起きているけど、同時に、ようやく自分たちのために立ち上がろうとしている女性たちの広いコミュニティの一員でいられることを嬉しく思ってる。コミュニティとしての強さをこれほどまでに感じたことはない」。(フロントロウ編集部)