ゼンデイヤが伝記映画に挑戦か
ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』や映画『スパイダーマン』でお馴染みのゼンデイヤは、2020年に行なわれたエミー賞で俳優としてのキャリアの大きな足がかりとなるドラマ部門の最優秀女優賞を史上最年少で受賞。そうそうたるメンツの中からエミー賞の主演女優賞を獲得し、勢いに乗っているゼンデイヤに、あらたな映画のオファーが。
それはゼンデイヤがまだ挑戦したことがないジャンルである伝記映画。これまでハリウッドでは、伝記映画は制作されていたものの、2018年にイギリスのロックバンドであるクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの生涯を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が世界中で大ヒットを記録したことから、さらに需要は高まり、これまでにエルトン・ジョンの伝記映画などが公開されてきた。
そのほかにもジェニファー・ハドソンが主演を務めるソウルの女王であるアレサ・フランクリンの映画『リスペクト(原題:Respect)』をはじめ、ティモシー・シャラメが主演を務めるボブ・ディランの映画や、オースティン・バトラーが主演を務めるエルヴィス・プレスリーの映画、そしてマドンナの映画など、公開予定のものだけでもかなりの伝記映画が制作されている。
そんななか、ゼンデイヤが今回オファーをウワサされているのは、ザ・ロネッツのメンバーであったことでも知られるシンガーのロニー・スペクター。ザ・ロネッツは、ロニーが実の姉であるエステル・ベネットといとこのネドラ・タリーと結成したグループで、デビュー曲「ビー・マイ・ベイビー(邦題:あたしのベビー)」が大ヒット。その後もヒット曲を世に送り出し、ザ・ビートルズの解散前最後の北米ツアーで前座を務めたこともあった。
そのなかでリードボーカルを務めたロニーは、ローリング・ストーン誌が選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーにも選ばれるほどの実力者。
米Deadlineによると、ゼンデイヤへの出演オファーはロニー本人からの直々のお願いだったよう。まだゼンデイヤがロニーを演じるかは決定ではないものの、もし決定すると制作陣としても作品に携わる可能性が高いよう。
ロニーの伝記映画はまだ詳細は決定していないものの、ピューリッツァー賞を受賞した劇作家ジャッキー・シブリーズ・ドラリーが脚本を担当し、マーク・プラットがプロデューサーを務めると報じられている。(フロントロウ編集部)