ディズニーチャンネル出身のシンガー兼俳優サブリナ・カーペンターが、童話『不思議の国のアリス』を現代風にアレンジしたNetflixのオリジナル作品に主演することがわかった。(フロントロウ編集部)

サブリナ・カーペンター、現代版『不思議の国のアリス』に主演へ

 ディズニー・チャンネルのドラマ『ガール・ミーツ・ワールド』への出演で知られ、シンガーとしても活躍するサブリナ・カーペンターが、Netflixが制作・配信するオリジナル映画『Alice(アリス/原題)』の主演に抜擢されたことがわかった。

 第一報を伝えた米The Hollywood Reporterによると、同作は、ディズニーアニメ『ふしぎの国のアリス』やティム・バートン監督による実写映画『アリス・イン・ワンダーランド』をはじめ、これまでに何度も映像化されてきたルイス・キャロル著の児童小説『不思議の国のアリス』を下敷きとした作品。

画像: 1891年に発売されたルイス・キャロル著『Alices's Adventures In Wonderland』より。挿絵はジョン・テニエルが手がけた。

1891年に発売されたルイス・キャロル著『Alices's Adventures In Wonderland』より。挿絵はジョン・テニエルが手がけた。

 現代を舞台としたミュージカル映画で、“ワンダーランド”と呼ばれる音楽フェスティバルを背景に描かれるという。

 サブリナは、最近立ち上げた自身の映像制作プロダクション、アット・ラスト・プロダクションを率いて、主演だけでなくプロデューサーとしても同作に携わる。

画像: サブリナ・カーペンター、現代版『不思議の国のアリス』に主演へ

 シンガーとしての活動と並行して、役者としてのキャリアにも磨きをかけてきたサブリナは、近年、黒人に対する人種差別を題材にした社会派映画『ヘイト・ユー・ギブ』やインディーズ映画『The Short History of the Long Road(原題)』といった映画好きにも評価される作品に出演し、ティーン人気が主だった“ディズニー・スター”という枠組みから、さらにステップアップ。

 2020年3月には、公開から15年が経った今もカルト的人気を誇る学園コメディ映画『ミーン・ガールズ』のミュージカル版でブロードウェイ・デビューも果たしている。

ミュージカル『ミーン・ガールズ』は新型コロナウイルスの影響により、残念ながら初日の2回公演のみであえなく終了してしまったが、サブリナは多くのことを学べたとコメントしている。

 Netflixオリジナル作品への出演は、2019年に配信が開始した映画『Tall Girl』、2020年8月から配信されている主演映画『Work It -輝けわたし!-』に続く、3作目となる。

 サブリナ以外の『Alice』の出演者や、詳しいストーリー展開などは今のところ秘密のまま。ミュージカル作品とあり、セクシーかつポップな歌声でどんな楽曲を歌い上げるのか期待が高まっている。

 キャスティングのニュースが解禁された直後、サブリナはインスタグラムにThe Hollywood Reporterの記事のスクリーンショットを投稿して「興奮しすぎてる」、「ワンダーランドに行くよ!」とコメント。インスタグラムストーリーでは、ディズニーアニメ『不思議の国のアリス』のワンシーンを投稿して、『Alice』の制作がついに始動したことへの喜びを表現していた。

 サブリナは、昔から親交があったスウェーデン出身の人気シンガー、ザラ・ラーソンの楽曲「WOW」に客演として参加したリミックスバージョンが9月25日にリリースされたばかり。シンガーとしても俳優としても、プロデューサーとしても、めきめきと頭角を現している彼女から目が離せない。(フロントロウ編集部)

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