共演作も多いニコールとトム
映画『スキャンダル』やドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』で知られるニコール・キッドマンといえば、2006年に結婚したカントリーミュージシャンのキース・アーバンと結婚15年目となった現在でも、非常に仲の良いおしどり夫婦として知られている。しかしニコールは、1990年から2001年まで俳優のトム・クルーズと結婚しており、超ビッグカップルだったことから、今でもその2人のイメージがある映画ファンも少なくない。
また、ニコールとトムは共演作も複数あり、1990年の『デイズ・オブ・サンダー』、1992年の『遥かなる大地へ』、そして1999年の『アイズ ワイド シャット』で共演。『アイズ ワイド シャット』は、有名監督スタンリー・キューブリックの遺作であり、夫婦の間の愛と揺らぎ、不貞を描いた作品。過激な内容からR-18指定になっており、そのなかでニコールとトムは結婚して子供を育てている夫婦を演じた。
ニコールとトム、撮影後にはデートへ
当時、プライベートでもニコールとトムは子供2人を育てる夫婦で、そしてその2年後に離婚。私生活にも本作の影響があったのではないかと感じたファンは少なくなく、今さらながら、米New York Timesの記者が「結婚している人とそんなシーンの撮影をして(役に)入り込んだら、今となっては開けなければよかったと思うネガティブな感情への扉を開けてしまったのでは?」とニコールに質問。しかしニコールは、そうは思っていないという。
「それはみんなが思い描いている状況にぴったりフィットする。でも、私はそうは思わない。私達はあの当時、幸せに結婚しているカップルだった。撮影の後にはゴーカートに行ったりしていたもの。場所を借りて、朝の3時にレースをしに行っていた。他に何と言えば良いか分からないけれど。もしかしたら、私は過去を振り返って分析する能力は持ってない。もしくは、求めてもいない」
最後には過去については語らないときっぱり言ったものの、当時はまだトムとの結婚生活が円満だったと明かしたニコール。とはいえ、あのトムとニコールがゴーカートデートとは、かなり意外に思う人も多いのでは?
23歳でトムと結婚したニコールは、その過去について、現在の夫であるキースのためにもあまり明かしたくないとしている。しかし2015年には英The Evening Standardで、「トムと結婚した時には赤ちゃんみたいなものだった。でも何にも後悔はしていない」と話していた。別々の道を歩むことにはなったものの、約10年続いた結婚生活には、当然のことながら良い思い出もあるよう。(フロントロウ編集部)