スピンオフ作品が多い『TWD』
シーズン10最終回の放送が終わり、残すところは、シーズン10のボーナスエピソードである6エピソードと、最終章となるシーズン11となったドラマ『ウォーキング・デッド』。シーズン9ではアンドリュー・リンカーン演じる主役のリックやローレン・コーハン演じるマギーが卒業、シーズン10ではダナイ・グリラ演じるミショーンの卒業が続き、ついには番組自体が終了決定…。
ファンがそんな寂しい思いを感じたのも束の間、シーズン11の終了のニュースとともに、ダリルとキャロルがメインのスピンオフと、すでに存在するキャラクターや新しいキャラクターのバックストーリーなどにフォーカスした1話完結、もしくは複数のエピソードをまたいでのスピンオフ『Tales of the Walking Dead（原題）』の制作も発表された。
また、『ウォーキング・デッド』といえば、リックが主演の映画版の制作も進んでいるうえ、スピンオフドラマの『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』と『ウォーキング・デッド：ワールド・ビヨンド』も放送されているため、その世界が終わるのはまだまだ先と見られる。
ミショーンの姿はふたたび見られる
ここまで多くのスピンオフ作品が制作・計画されているとなると、オリジナル版のキャラクターがどれかのスピンオフに登場するのかしないのかが、気になるところ。すでに、オリジナル版でメインキャラクターだったモーガンは、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』のメインキャラクターとなって活躍している。
そんななか、『ウォーキング・デッド』のショーランナーであるスコット・M・ギンプルが、あの人が帰ってくることを明言した！ 米Colliderのインタビューで、「私達がミショーンを、映画や彼女のスピンオフでふたたび見ることはあると思いますか？」と聞かれた彼は…。
左から、ニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガン、ダナイ・グリラ、ジュディス役のケイリー・フレミング。
「もちろん。あぁ、君達はミショーンを見ることになる。ミショーンの物語を再び伝えるよ。ドラマでの彼女の最後は、様々な意味で、物語の始まりだっただろう」
ミショーンが、帰ってくる！ ミショーンといえばリックを探す旅に出るところで卒業となり、さらに彼女が手にしたリックの手がかりであるスマホに、「Rick もう少し信じてみて」と日本語で書かれていたことから、とくに日本のファンはその後が気になってしまっていた。そしてミショーンはリックの恋人。リックのその後を描いた映画で、リックの恋人であり、リックを探す旅に出たミショーンが出ることは自然だと感じるファンは以前から多かった。
しかしミショーン役のダナイは、撮影最終日には役をやり切ったと感じたと明かしており、映画への出演に関しては答えをはぐらかしてきた。今回スコットは、きっぱりとした態度でミショーンの復帰について口にしたけれど、どこでどのように、どの程度ミショーンの姿が見られることになるかについての詳細は不明。
ちなみに、『ウォーキング・デッド』シーズン10の最終回からシリーズに復帰したマギー役のローレンは、最終章の最終回について、「リックが帰ってくるのが見たい。私的には、その終わり方が良いな。彼がヘリコプターで降り立って、ミショーンと一緒にいてほしい」と、願望を話していた。（フロントロウ編集部）
