『ザ・バットマン』の主要キャストが撮影に登場
2020年1月終わりに撮影が始まったものの、新型コロナウイルスの影響で3月に中止。9月初めに再開となったものの、その2日後に主演のロバート・パティンソンが新型コロナウイルス陽性となったとみられ、ふたたび撮影が中断された映画『ザ・バットマン』。
しかし9月の終わりに再・再開された撮影で、ブルース・ウェイン/バットマンを演じるロバート・パティンソン、セリーナ・カイル/キャットウーマンを演じるゾーイ・クラヴィッツ、ペンギンを演じるコリン・ファレルが集結! その様子をカメラが捉えた。
マット・リーヴス監督が、本作をフィルム・ノワール調の探偵映画にしたいと語っていたとおり、イギリスのリヴァプールにあるセント・ジョージ・ホール前で行なわれた撮影では、キャスト達は黒ベースの衣装でシックな雰囲気。とくにゾーイは、膝丈の黒のレザーコートに、レースアップのブーツを合わせ、コートと同じような生地から作られたリボンのハットを着用。新キャットウーマンとして、過去のキャットウーマンに引けを取らない、クールで可愛い姿を見せた。
そしてコリンのペンギンといえば、8月下旬にDCファンドームで初公開された予告編での豹変っぷりが大きな話題となったけれど、もちろんこの日もコリンとは分からない顔で撮影に登場。髪型までデザインされていることが分かる。
リーヴス監督はこの作品について、「これは探偵の話でミステリー。もちろんアクションもあり、ブルースの非常にパーソナルな話です。彼は成長中の伝説で、犯罪者は彼を怖がっている。彼はまだ、希望のシンボルではない。彼が取り組まなければいけないのは、どう見られているかということ…。私にとって楽しみなことは、ここでは(バットマンの)起源の話をするわけではなく、道半ばの彼に会い、彼がミスをし、成長し、失敗し、人間らしく欠点のある様子でヒーローになるところを見ること」と話しており、この日の撮影を見ても、ロバートのブルースはこれまでのバットマン俳優達よりも“若手感”があることが分かる。
ちなみに、新型コロナウイルスに感染したのがロバートだという発表は公式にはされていないけれど、米Vanity Fairはロバートであると報じた。誰であったにしろ、撮影が再開されたことから、その人物は回復したと予想される。しかし感染症対策は続けており、ロバートが現場でマスクをつけるところが確認された。
映画『ザ・バットマン』は、当初は2021年10月に公開予定だったけれど、現在は2022年3月に予定されている。(フロントロウ編集部)