ディズニー・チャンネル出身のある人気俳優は、ディズニーランドのお気に入りアトラクションが“どっちつかず”なタイミングで「ホリデー仕様」に変身するのが許せないという。(フロントロウ編集部)

ホーンテッドマンションの“仕様変更”に納得がいかない

 『きみに読む物語』や『ラ・ラ・ランド』、『ブレードランナー2049』といった映画ファンに人気の作品への主演で高い評価を得ている俳優のライアン・ゴズリングは、子役時代はディズニー・チャンネルで放送された『ミッキーマウス・クラブ』で活躍。ディズニー・チャンネル・スターから演技派俳優へと転身を遂げたパイオニアのような存在として知られている。

画像1: ホーンテッドマンションの“仕様変更”に納得がいかない

 ディズニーランドの熱烈なマニアであり、妻で同じく俳優のエヴァ・メンデスや彼女との2人の娘たちとカリフォルニアのディズニーランドに出かける姿が何度も見かけられているライアンだが、毎年、秋から冬にかけて実施される、ホーンテッドマンションの“仕様変更”に納得がいかないという。

 2020年は、新型コロナウイルスの影響により、お色直しは中止(※)となってしまったが、ライアンがよく足を運ぶアナハイムにあるディズニーランドと、日本の東京ディズニーランドでは、毎年、ハロウィンからお正月にかけて、ホーンテッドマンションが映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』仕様に変身。

※カリフォルニアのディズニーランドは、2020年10月現在も休園が続いている。

 主人公のジャック・スケリントンをはじめとする『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のキャラクターたちが登場し、普段はおどろおどろしく不気味な雰囲気のホーンテッドマンションがガラリと雰囲気を変えるほか、音楽も同作の劇中歌に変化する。

画像2: ホーンテッドマンションの“仕様変更”に納得がいかない

 いつもとはひと味違うホーンテッドマンションを楽しめると、多くのディズニーファンたちには好評だが、ライアンにとって、この仕様変更はどうしても許せないことのよう。

 今から数年前、街で遭遇したファンから、ディズニーマニアとしてホーンテッドマンションのホリデー仕様についてどう思うかとたずねられたライアンは、「ぜんぜん好きじゃないね」とバッサリ。

 ハロウィンに楽しむのにはピッタリなホーンテッドマンションに、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の世界観が持ち込まれるのは個人的にはNGだと熱弁した。


ハロウィン映画? それとも、クリスマス映画?

 ファンタジー映画界の奇才ティム・バートン監督が手がけた『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』といえば、ハロウィン映画なのか、それともクリスマス映画なのかと観る人をちょっぴり困惑させる作品。ネット上で一体どちらなのかと議論が巻き起こったこともある。

 同作で音楽を担当したアカデミー賞受賞作曲家のダニー・エルフマンは、「クリスマスについての映画だけど、僕の解釈ではハロウィン映画」と2019年に米USA Todayに明言しており、正式にはハロウィン映画だそうだが、ホーンテッドマンションのホリデー仕様の装飾には、クリスマスデコレーションやサンタクロースの衣装を身に纏ったジャックなども含まれる。

 ライアンにとっては、ハロウィンにクリスマスが“侵入している”のがいただけないそうで、「ひどいアイディアだと思う。クリスマスの仕様はクリスマスまで待とうよ。ハロウィンはやっぱりハロウィンっぽい雰囲気を楽しみたいだろ?だって、最後の場面なんて、(亡霊の代わりに)プレゼントとか巨大なキャンディスティックとかが出てきて…そんなの、ぜんぜん怖くないじゃん! 」と力説していた。

 ディズニーアトラクションのなかでは、ホーンテッドマンションが一番のお気に入りだというライアン。彼がホリデー仕様に異論を唱える動画は、何年も前に撮影されたもの。しかし、最近になり、あるツイッターユーザーの投稿により再び世間の目に触れると、「ライアンの意見に賛成」、「ホリデー仕様のホーンテッドマンションは大好きだけど、確かに、始める時期が早すぎるかもね」などと、議論の的となっている。(フロントロウ編集部)

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