話題の“CBD”が主役のコスメブランド
ドラマ『ヴェロニカ・マーズ』や映画『アナと雪の女王』のアナの声優を務めたことで知られる女優のクリスティン・ベルが、先日自身初となるコスメブランド「ハッピー・ダンス（Happy Dance）」を立ち上げたことを発表。
今回、クリスティンが手がけるのは、世界中で人気を集める話題の成分「CBD」を配合したパーソナルケア製品。業界最大のCBDブランドで知られるLord Jonesと提携し、第1弾としてバスボム、ボディバター、ココナッツメルトの3つの製品を発売する。
バスボムには、ココアバター、ココナッツオイル、グレープフルーツオイル、麻由来のCBDを配合し、リラックスした充実なバスタイムを。ココナッツメルトには、CBDとココナッツオイルのみを使用。ボディバターには、オリーブオイル、シアバター、ココアバター、ローズマリー、CBDを配合し、肌の乾燥を防ぎながら身体の疲れや痛みを癒してくれる。
実際に、普段からLord Jonesのボディーローションを愛用するクリスティンは、その優れた効果とブランドの信念に感銘を受け、ブランドと共に製品を作ることを決意。
ブランド名の由来について、クリスティンは、「20代の頃は、幸せとは自分のものではないと感じることが何度もあり、それを上手く見つけることができなかった。でも40代になった今、幸せは至る所に広がっているってわかった」と語り、この商品が幸せを見つけるきっかけになれればと明かした。
それと同時に、Happy Danceの全商品の利益の1%をロサンゼルスに拠点を置く組織A New Way of Life Entry Project（※）に寄付することを表明。クリスティンは「自分がどれだけ幸運であり、どれだけ恵まれているかを忘れてはならない。それがどれほど不公平かということも」と話している。
※A New Way of Life Entry Projectとは、刑期を終えた女性たちの社会復帰を手助けするために、住宅、無料の法律サービス、訴訟管理、リーダーシップ開発を行なう慈善団体。
CBD（カンナビジオール）とは？
クリスティンが手がけるコスメの主要成分である「CBD（カンナビジオール）」とは、大麻草（カンナビス）から抽出される天然成分のひとつ。
ニューヨーク市の皮膚科専門医のデンディ・エンゲルマン医師によると、CBDは抗炎症作用や鎮痛作用に優れており、局所的に使うことで軽い痛みの緩和、ストレス、不眠（睡眠障害）の解消する効果があると米Allureで説明。
また、他にもビタミンA、D、Eなどの美肌成分も豊富に含み、乾燥、肌荒れ、キメの乱れなどスキンケアとしても一定の効果が期待できるという。
さらに、CBDには幻覚作用や気分を高揚させる作用をもつTHC（テトラヒドロカンナビノール）を含まないため安心して使用できると、ここ数年スキンケア業界でも話題になっている。
クリスティンが手がける話題のスキンケア製品。残念ながら日本からは購入できないけれど、世界中の美容好きから早くも期待が高まっている。（フロントロウ編集部）
